黄金の日日

1つ目の危機は9月30日末が期限の政府閉鎖問題です。

アメリカの政府機関の閉鎖が現実味を帯びてきました。

昨年の欧州危機の時に毎日のようにメディアを賑わした格下げのニュースが流れなくなりました

FRBのバーナンキは、経済および雇用市場の改善が続くこと条件として、QEを縮小すると一貫して主張しています。

QEをはじめとする先進国の中央銀行の緩和的な金融政策によって、ジャブジャブの緩和マネーが供給されて、巨大な債券市場と株式市場は膨れ上がりました。

アメリカの債務上限問題は、ルー米財務長官が10月17日までに連邦政府の手元資金がわずか300億ドル程度になると発表しました。つい先日500億ドル程度と発表したばかりなのに下方修正です。

ウォルマート、シアーズと並ぶ、アメリカの大手スーパーJ.C.ペニーが破産の危機にあるとの噂です。

ＦＯＭＣ声明発表直前に大規模取引か、ＦＲＢが調査

少し前までは、大手投資銀行の金価格予想はほとんどが弱気なものでした。

商品先物取引といえば、世間一般のイメージからすると、株以上にハイリスク・ハイリターンのなんかいかがわしいものだと思われていると思います。

FRBは連邦政府と金融機関の借金の肩代わりをしてきました。

相場全体の空気が変わったのが一夜にして暗転しました。

QE縮小先送りのマーケットですが、金相場は高値保ちあいで推移しています。

ＦＲＢはQ1～QE3で、2兆8千億ドルを金融機関に供給しました。

米国のQE縮小先送りでドルキャリートレードが再開し、新興国にマネーが流入しています。

QEの縮小が延期となりました。9月のQE縮小を当然の前提に語っていた市場関係者は明日以降、想定外（サプライズ）だったと言い訳するでしょう。

金は朝から急落しています。

ゴールマン・サックスなどの金融機関は、米株価に非常に強気の見通しをしています。
しかし、米国自体の景気と同様、米企業の収益見通しもあまり明るいものではないようです。

最初、もっともオッズが低い次期議長候補でありながら、唐突にメディアの報道を通して本命に踊りでたサマーズ。ところが、、ここにきて脱落。

JPモルガンが金価格予想を弱気から中立に引き上げました。

今回の米ロ合意は歴史的快挙であったと思います。

直近では厳しい地合の金です（昨日引け間際にはJPモルガンの金の価格操作の内部告発者が2人あらわれたとかいう噂などもあり反発したようですが）。

リーマン・ショック後、米国の貧富の差は更に拡大しました。

ゴールドマン・サックスが金予想の弱気のレポートを発表します。
短期は控えめにして長期で絶望的な数字を提示してきて心理的に揺さぶってきます。

金が急落しています。

米国・労働省・労働統計局が発表する米国・非農業部門雇用者数（NFP）は最も有意性のある唯一の経済発表とマーケットに認知されています。
経済指標の影響力

オバマ米大統領はシリア問題で国民に演説を行いました。

増税の先送り、低金利政策、国債の大量発行（量的緩和）、は将来の所得の先取りです。

フィスカル・ドミナンス（財政による金融政策の従属化）という言葉が注目を集めるようになってきています。

中国8月ＣＰＩは前日月比＋0.5％で予想0.4％を上回る