FC2ブログ

BullionVault

1月雇用統計


NFPは市場予想を大きく下回りました。
そのため、初動ではドル&株売り(金、ユーロ、債券買い)で超頻度高速売買のプログラムは反応しました。
しかし、平均時給や平均勤務時間が増加したことで労働市場が逼迫(インフレ期待)しているとの思惑から、FRBの追加利上げ観測が高まり、逆にドル&株買いに大きく反動しています。
FF金利先物市場によると、3月に金利が引き上げられる可能性は10%から12%に上昇しています。
もっとも、ゴールドマン・サックスは3月利上げから6月にその予想を後退させています。
平均時給の上昇ですが、製造業のNFPが増加し、かつ、製造業賃金の大幅上昇が寄与しています。
しかし、製造業景況指数PMIは50を切り続けてリセッション状態です。
また、製造業新規受注、耐久財受注、設備稼働率、設備投資、工場受注EX輸送、コンテナ輸出入、電力消費量などの指標はボロボロですから、この状況下でメーカーが雇用者を増やし、かつ賃金を上昇させているのは違和感があります。
統計の誤差か、いつものように恣意的な季節調整によって人為的にいじられた可能性があると思います。
アメリカの労働市場はまだまだスラックがあり、完全雇用に程遠いと思います。GDPギャップも本当はまだまだ大きいと思います。

雇用統計は誤差の多い指標です。投機筋は重視しますが、景気の先行きを推し量る指標としての重要性は低下しています。
同時に発表されて、もっと重要な貿易収支はスルーされていますが、市場予想に反し悪化しています。
これはドル売りでじわじわ効いてくると思います。貿易収支の悪化とドル安は、ドルが基軸通貨である以上、世界経済が成長する前提条件になります。
アメリカは自国のバブルが信用収縮で破壊されて、その逆資産効果でリセッションに陥るのを回避するために、利上げをちらつかせドル高に誘導して世界中の資金をアメリカに流入させようとしています。
しかし、ドルが現在、基軸通貨であることから、ドル高は、世界経済の金融を引き締め、世界全体の景気にブレーキをかけることになります。
世界同時不況の元凶は、中国の減速でも新興国のバブル崩壊でも、原油安でもなく、ドル高(それに付随する先進国株高)です。
ドル高が世界経済にとってマイナスなのは、アメリカ経済が悪化していることと同じく日本の金融マスメディアではタブーになっています。
しかし、それは公然の事実です。


にほんブログ村 経済ブログへ
にほんブログ村

社会・経済 ブログランキングへ
[ 2016/02/05 23:37 ] 経済指標 | TB(0) | CM(1)
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
[ 2016/02/07 03:11 ] [ 編集 ]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

リンク
カウンター
相互RSS
検索フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム
QRコード
QR


ロキソニン