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レーガノミクスの失敗再び、トランポノミクス(トランプノミクス)


売れない役者で政治の素人でありながら大統領になったレーガンと不動産屋のトランプはよく比較されます。
レーガンはレーガノミックス(レーガノミクス)と呼ばれる経済政策をとりました。
これは、法人や富裕層を中心とした資本家の減税(サプライサイド経済学)、社会福祉の削減(小さな政府、民営化)、軍事費の拡大(財政出動)、規制緩和(自由市場原理主義)という、右翼政策(新自由主義、ネオリベラリズム)でした。
これは、一般的には失敗したと評価されています。
そのあとの90年代以降の成長に繋がったとか、就任8年で大いに経済成長したとかいうことで評価する右翼もいますが、結果論です。
それは当初、想定した論理や想定されたルートでもたらされたものではありません。
成長はプラザ合意でドル安政策に転じてからかさ上げされたものです。
富裕層の減税は企業の設備投資を促さず、株バブルなどマネーゲームをもたらしただけでした。
また、財政出動のファイナンスのために、金融政策を引き締め、ドル高に誘導することでマネーの米国流入を引き起こしましたが、ドル高は、企業の国際競争力をさらに低下させ、輸出減で経常収支を悪化させました。
軍事費の拡大は財政赤字を拡大させました。双子の赤字です。
財政健全化と社会福祉の拡充、そして格差の是正なしに経済成長はありえません。
財政出動が持続した経済成長を促さないのは、レーガノミクスや自民党の失われた20年、アベノミクスが実証しています。
必要なのは増税です。累進課税、相続税、法人税、財産税の強化が求められます。
それと、消費税率の段階的切り上げです。これはデフレを抑制し、個人消費を促します。
財政出動は、防衛費やインフラ整備に使うのは無駄です。洪水や津波の危険のある地域に住む少数の人を多額の金を使って守るよりは、補償した上で転居させるべきでしょう。道路などは新しく作らず、既存のものを整備するにとどめるべきです。
財政出動するなら、少子化をマイルドにする子ども手当の増額(フランス並みに)や、公務員の増員に使うべきでしょう。
教員はいりませんが、介護などは公務員にして待遇を改善すべきでしょう。

トランプの発言は矛盾が多く、真意はわかりませんが、結局、選挙の時に中西部の製造業の労働者の票が欲しくて、ドル安を志向するように言っていたのが建前だと思います。
財政出動に軸足をおき、そのためのドル高を望んでいるように思えます。
ドル高によって、企業の収益や経常収支も悪化して株価のバブルがますます顕著になると思います。
S&P500の構成銘柄は製造業が多く占めます。

保護貿易もS&P500を構成する多くの多国籍企業に打撃を与えるでしょう。
専業と分業の合理性は人類社会を発展させました。
右翼(リバタリアンを除く)や一部左翼はグローバリズム=自由貿易として全否定しますが、それは合理的ではありません。
一定の資本移動の規制や、自国の産業を守る規制は必要ですが、自由貿易自体は悪ではありません。
TPPが悪いのは、それが自由貿易に逆行したブロック経済だからです。
アジアだけでなく世界の貿易の中心国である中国を締め出すブロック経済圏を作ろうとするのがTPPです。
トランプは TPPを破棄するとしていますが、これは中国を中心とした世界経済にプラスです。
安倍政権は、完全にハシゴを外されたと言えます。

また、日本の核武装容認も一考の余地ありです。
日本の左翼は、検討すること自体をタブー視していますが、米国などのジャイアンから弱者が身を守るためには低予算の核保有は合理的です。
核があれば、大規模な軍隊を保有・維持する必要はありません。
また、対米従属からも逃れることができます。

日本もアメリカもリベラルが弱体化している理由は、その本来の目的をわすれたからです。
それは富の再配分です。
日本やアメリカの左翼は女性の権利、子供の権利、マイノリティの権利、憲法9条、原発などに固執しすぎでした。それが左翼の弱体化を招きました。その固執は逆に右翼に通じるところがあります。
鳥越やヒラリーで勝てるわけありません。日本もアメリカも民主党は党内右派に乗っ取られて自滅しました。
経済的弱者が一番の社会的弱者であり、その格差是正こそが左翼の最重要課題です。
女性でも子供でもヒスパニック・黒人でも金持ちはいます。彼女彼らは、いうほど弱者ではありません。
そういうカテゴライズは本質を見失いさせます。経済的弱者には確かにそういうカテゴリーの人が多いのですが、重要なのはどちらかを前面に出すかです。
強制により法の上はともかく、人の内心の差別をなくすことはできませんが、経済的格差は是正できます。
経済的弱者の怒りが差別を助長させているのです。女性の主婦や母親としての役割を軽視し、男性として戦い、女性であることで損をしているとアピールするヒラリーは、経済的弱者のルサンチマンに火をつけました。そもそも、彼女は女でなければ候補に上がることさせなかったのにです。
階級闘争を前面に打ち出さなかったことが日米リベラルの敗北の要因です。

トランプがドル高レーガノミクス政策をとるか、それともドル安の近隣窮乏化政策をとるかはまだわかりませんが、これからその真意がわかるにつれて、市場は乱高下すると思われます。


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[ 2016/11/11 13:01 ] おすすめ | TB(0) | CM(0)
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