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BullionVault

弱気一色の金相場


ドル建て金先物価格の下げがとまりません。
一部経済指標改善によるFRBの利上げ観測上昇、トランプ相場による名目長期金利+ドルインデックス上昇が逆風になっています。
それに加えて、インドの高額紙幣禁止も逆風です。
インドの金密輸業者は、金を買うにも紙幣がありません。そのため、金の輸入量が減少していると思われます。
庶民がキャッシュを得るために金を売ろうとしても、スクラップ業者も紙幣が不足しているので換金価格が下落しています。そのため、スクラップ供給が減少しています。
輸入減やスクラップ減で、金供給が減少しているためプレミア価格が高騰し、インドでは金価格が3000ドル近くまで上昇しています。そのため、宝飾需要が落ち込んでいます。
インドの輸入減や需要減は、世界全体の金市場の需給を緩ませます。
それに加えて、インドが、高額紙幣禁止につづいて、金輸入禁止にまで踏み込むのではという噂が市場心理を弱らせています。

名目金利が上昇していますが、その内訳として、期待インフレ率上昇よりも、期待実質金利率(≒期待実質成長率)の上昇のほうが急ピッチです。
金価格は、インフレよりも実質金利の動きのほうに短期的に反応します。
もっとも、中長期的にみれば、実質金利と金価格の相関は、それほど強くはありません。
むしろ、この程度の実質金利の上昇は金価格にプラスの相関があるようです。
一方、インフレと金価格の相関は実質金利よりも弱いようです。
現状のリフレスピードでは金価格とはほとんど相関はないようです。
もっとも、インフレ期待が加速し、4%を超えてくると金価格との相関は一気に増して、金価格にプラスになるようです。
短期目線では、金価格は悪材料だらけなのが現状ですが、トランプリスクの顕在化によるリスク・プレミアムの上昇や、OPEC減産や新興国経済の回復によるインフレ期待のオーバーシューティングがあれば、金価格は市場の想定外に早く回復するかもしれません。
トランプの財政拡大は、サマーズが指摘するように一部企業を利するだけです。ドル高、保護主義、金利上昇で、人口動態、企業収益、設備投資、個人消費、住宅投資、経常収支が悪化すれば、アメリカの成長鈍化は加速するでしょう。
ギャロッピング・インフレ+成長率低下のスタグフレーションになれば、金は復活すると思います。


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[ 2016/11/24 10:55 ] | TB(0) | CM(0)
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