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原油価格は上昇し、いずれインフレがくる


原油市場は弱気一色のようです。
ロシアが減産に消極的との報道もあり、原油価格が急落しています。
しかし、今後、中長期的に原油の需給は逼迫していくと思います。
確かに、電力発電の点では、再生可能な自然エネルギーが爆発的に普及しています。
ドイツでは再生可能エネルギーの割合が35%となり、史上最高を更新しています。
ドイツ、1~6月期の再生可能エネルギーの発電比率は35%で史上最大を更新
コスト低下も著しいです。
クリーンエネルギーはもう高くない
原発は、コストが膨大にかかり、かつ科学的に安全性の確保が不可能に近いものです。原発大好きの右翼もこの事実は認めないといけません。
米スリーマイル原発も採算悪化で廃止が決まりました。
しかし、原油の需要の大半を占めるのは自動車です。
ボルボが電気自動車への以降を進めるとの報道もありましたが、電気自動車はエネルギー貯蔵率がガソリンの30分の1のためエネルギー効率が悪く、補給に問題が多いため、電気自動車がガソリン自動車にとって変わることはあと数十年は無いと思います。
電気自動車はフォードの時代にすでにガソリン式自動車に競争に負けているのです。
バッテリーの進化とコストダウンは頭打ちで今後劇的な飛躍は望めません。
一方、ガソリンエンジンの過給ダウンサイジングやクリーン化はますます進むと思います。
電気自動車もコストダウンが緩やかに進むでしょうが、それを上回る勢いでガソリン自動車の価格はタタなどのコストイノベーションにより低下していくでしょう。現在の自動車はオーバースペックで高すぎます。価格競争が本格化すれば電気自動車に勝ち目はありません。
テスラバブルはいずれ崩壊します。
インセンティブで下駄をはかせていたアメリカの自動車販売は失速しています。金利が上がれば、サブプライムローンは不良債権となります。
しかし、発展途上国や新興国の自動車普及率は低く、まだまだ成長余地があります。
国土の広い中国やインドでは自動車の販売台数が右肩上がりで伸びています。
いずれ、ドルバブルが崩壊すれば、原油価格はドル建てで大幅上昇しますが、新興国通貨ではその上昇はなだらかになり、経済成長で相殺できるので、原油の需要が細ることはないと思います。
また、原油需要の4割は貨物輸送です。ネット小売販売がこれからますます成長していくことで貨物輸送の需要も増えるでしょう。
The Global Oil Demand Driver That Is Being Ignored
日野 下社長「大型トラックの世界ではディーゼルエンジンが主流で残っていく」
シェールは減退し生産量は先細りになります。金利上昇でハイイルード債バブルが崩壊すれば、シェールバブルも終わりです。
新興国のキャッチアップや移民、IT化、消費者の成長で、先進国のサービス労働の対価、すなわち賃金は今後も構造的に低下するでしょう。リフレ派が依拠したフィリップス曲線は机上の論理となっています。
しかし、いずれ、モノの値段は上がっていきます。新興国全体の人口動態が経済成長を確実としているからです。


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[ 2017/07/06 14:50 ] 未分類 | TB(0) | CM(1)
M.Turnerfield
シェールオイルの損益分岐点はだいたい40ドルです。また、サウジアラビアは原油が将来的に安くなると思っていそうです。サウジアラムコの上場が噂されて久しいですが、これはサウジアラビアの財政難によるものの他に、原油需要が電気自動車によって減ると予想しているからだとおもいます。
テスラの件ですが、MODEL3は400万円で航続距離は300KM超です。先進国の自動車は今後10年以内に大きく変わると思います。エネルギー効率の面を言うならgtccなど最新の火力発電所は50%近い発電効率を誇ります。送電ロスなどもろもろ含めても圧倒的に効率が良いはずです。
[ 2017/07/06 19:00 ] [ 編集 ]
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