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BullionVault

7/29UPDATE4 期限は10月、恐怖指数上昇のブラックスワンに賭ける


恐怖指数として知られるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)が、1993年の公表開始以降での最低水準をつけたそうです。
恐怖指数、前代未聞の低さが意味すること
VIXと株価は逆相関の関係にあります。
VIXが1993年12月以来の低水準をつけた一方、株価は市場最高値を更新していってます。
中央銀行によって造られた官製相場、流動性相場、ゴルディロックス相場が株式相場を支えているため、VIXが低下していると思われます。
今現在、莫大な額のVIXのショートが積み重なっています。これは金先物も同じです。
その一方で、ある投資家がVIXが10月までに25へ上昇すれば巨大な利益を得られる買いオプションをとったことが話題になっています。
VIX市場、上昇に賭けた巨大取引の「謎」
この投資家が誰かわかりませんが、ナシーム・ニコラス・タレブは、オプションのロング戦略で成功した投資家です。

弱気派は急騰でハエみたいにバタバタ落ち、強気派は音楽が止まると絵に描いた餅の利益が消えて皆殺しだ。でも、一つだけ例外があった。オプションを取引をしていた連中の一部(オプション買い派と呼んでいた)は目覚しい持久力を発揮していた。私もそうなりたいと思った。


私がずっと市場でやってきた仕事は、「歪みに賭ける」と言うのが一番合っている。つまり、まれな事象で賭けるのだ。稀な事象はめったに起きないけれど、その分、実際に起きればとても儲かる。


損をする確率は小さいが実現すれば大きな損が出る一方、儲かる確率は大きいが実現しても利益が小さいとき、ゲームに勝つ確率を最大化しても、ゲームで得られるものの期待値は最大化されない。低い確率で大きな損失が発生し、高い確率で小さな利益が出る、ロシアン・ルーレットのような戦略を実行すると、数年ごとに破産するけれど、どのサンプル経路でも勝ち組ともてはやされることになるだろう


まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか

また、ガンドラックは、莫大な額のVIXがショートされている。儲かる大はやりの取引になっていることが、低ボラティリティが長く続かないことを示唆している。年末までもたないだろうと発言しています。
ガンドラック:今日すぐに米国株を売っておけ
ガンドラックは、米株のプットを買ったそうです。
S&P 500のプットはボラティリティのロングと似たポジションになります。
ガンドラック、米株プットを買う

マンデルブロは禁断の金融10ヵ条を挙げています。

1市場価格とは乱高下するものである。
2市場とは、きわめてリスクが高いものである-既存の金融理論ではけっして起こるはずのないリスクが、現実には起こる。
3市場のタイミングは極めて重要である。巨額の利益と損失は短期間に集中して起こる。
4価格はしばしば不連続にジャンプする。そして、それがリスクを高くする。
5市場での時間は、人によって進み方が違う。
6いつでもどこでも市場は同じように振る舞う。
7市場は本来不確実であり、バブルは避けることができない。
8市場は人をだます。
9価格の予想は無理と思え。しかしボラティリティなら予測可能だ。
10市場における価値は、限定された価値である。

マンデルブロは、9価格の予想は無理と思え。しかしボラティリティなら予測可能だとしています。
リバタリアン(オーストリア学派、シカゴ学派、新自由主義者、ネオリベ、新古典派、マネタリズム)やインデックス投資家がすがるランダムウォーク理論は、行動経済学やマンデルブロが指摘するように市場が合理的でも効率的でもないので誤りですが、かといってチャートなどのテクニカル分析はロールシャッハ・テストやシミュラクラ現象、バーナム効果などの類の確証バイアスにすぎず、市場参加者それぞれがポジションやイデオロギーに応じて都合よく解釈するので群集心理や美人コンテストの判定にも使えません。
テクニカル分析は全く役に立たないにも関わらず、未だにそういう情報が金融業界やネットで溢れ、それで飯を食っている人がいます。情報収集の効率化のため、そういう情報は意図的に排除する必要があります。テクニカル分析で、上がるか下がるの短期の価格の予想は不可能といえるでしょう。
しかし、マンデルブロのいう6いつでもどこでも市場は同じように振る舞うのというのが正しいなら、ボラティリティ変動の予兆を数学的に予想するのは可能かもしれません。マンデルブロのフラクタル幾何学によれば、バブル生成初期にボラティリティの変動の時期の予想は可能です。
ランダムウォーク理論からは、バブルの発生と崩壊は予想できない
チューリッヒの金融危機観測所のスーパーコンピューターが今後数カ月以内のバブル崩壊を予測
VIXは金価格との正の相関があります。
VIXが上昇し、株や不動産、ビットコインなどのリスク資産が売られば金価格は上昇するでしょう。
金を買うことはVIXの買いポジションをとるのと同じ効果が得られると思います。
ガンドラックも金を買っています。
株バブルが崩壊しVIXが上昇するタイミングがいつかの予想は困難ですが、その目安はもはや年単位ではなくなってきているように思えます。タレブのように辛抱強く待つ必要があります。
目先ではアマゾンの決算が微妙なこともあり、FAANG株が6月以来、再度、急落してボラティティが上昇してきました。
これから、夏枯れ相場で、流動性が低下します。
その一方で、重要なイベントが多く、ボラティリティが急騰するトリガーは多いと思います。
債務上限問題、オバマケア廃案を抱えた米上院が閉会する8月第3週、ドラギの講演があるジャクソンホールの8月下旬、ECBの理事会がある9月などです。
ある投資家がとった巨額のVIXの買いポジションの期限は10月なのでこれが一応の目安になると思います。


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[ 2017/07/26 17:56 ] おすすめ | TB(0) | CM(0)
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