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VIXゴールド急騰、第二次朝鮮戦争は勃発するのか?


休暇中のトランプが北朝鮮を挑発しています。
戦争大好きで地政学リスクに過敏に反応するのが右翼ですが、一般的に彼らはリスク管理が甘いです。
トランプや安倍は、贅沢三昧な生活が抜けず、危機時の司令塔になるべくインフレが整えられたホワイトハウスや首相官邸に住もうとはしません。石原も週に数回しか都庁に行きませんでした。
安倍もトランプもゴルフ好きです。ゴルフ場は郊外にあり、緊急時に官邸やホワイトハウスに戻るのに時間がかかります。
彼らはしかもがっつり休みをとります。
北朝鮮がICBMの実験を行った時も稲田は他のことをしていました。
橋下も大阪に豪雨被害が発生した時に、ツイッターで延々と長文を書いていました。
その右翼のわきの甘さが原発事故を引き起こしました。

国民の多くは結局、朝鮮の戦争はないと思っています。
これはいわゆる正常性バイアスです。
現実的に、北朝鮮から戦争を仕掛ける可能性は100%近くありません。
先制攻撃は国体、すなわち金ファミリーとその仲間たちの死を意味します。
彼らが今の既得権益を捨てることはありません。
彼らがミサイル開発を急ぐのはもっぱら自己防衛のためです。
最近ではトランプや小野寺防衛大臣が先制攻撃を示唆して北朝鮮を刺激したことで、その開発のスピードをさらに高めるでしょう。
朝鮮戦争が起こるとすれば、アメリカが先制攻撃する場合に限られます。
アメリカは建国以来世界中で何百もの戦争をし、何百万、何千万もの人を殺してきました。
人類史上もっとも暴力的で人権侵害をした国はアメリカです。
もっとも、最後に南北戦争して以来、もっぱらそれは国外での戦争でした。風船爆弾、潜水艦の艦砲射撃、潜水艦艦載機による焼夷弾投下はほとんど被害が出てません。
海外で戦争をすれば米国の軍産複合体は儲かりますし、政治家の支持率も上がることが多いようです。
自国の被害を貧困層の若い兵隊に留め、他国の犠牲で暴利を貪ってきたのがアメリカです。
二つの大戦によって米国は覇権を握り、巨額のゴールドを得ることに成功しました。
それはマッチポンプでした。
ナチスドイツに融資したのはアメリカですし、日中戦争で日本に戦争物資の石油や鉄を輸出したのもアメリカです。
戦争には膨大なお金がかかります。日露戦争では経済危機にあったイギリスから融資を得られず、アメリカのユダヤ人から金を借りて開戦に踏み切りましたが、最後の奉天会戦が終わった頃には金が底をつき弾薬すらありませんでした。
日本は中国との戦争で預け合い制度によって資金を調達しました。占領地で中央銀行をつくり、日本の円を担保に大量の紙幣を発行しました。しかし、その円は売買ができない見せ金でした。今、アベノミクスも政府債務を日銀が肩代わりしていますが、これも同じです。日銀は国債を売れません。結局、国債を守るために円の価値が低下します。右翼がいっているように日本の借金は国内で融通しているから大丈夫というのは詭弁です。
当時、中国から物資を調達するのは預け合いで発行した紙幣でなんとかなりましたが、米国から石油や鉄を輸入するにはこの紙幣は使えません。結局、日本から米国に大量の金が流出しました。
今現在、経済危機に陥ったベネズエラも金が大量に流出していますが(これもCIAが絡んでいる陰謀論あり)、最後に物をいうのは金です。
その世界中から集めた金もアメリカにはすでにありません。
アメリカ国内の金庫は空っぽ?
The Fed Has 6,200 Tons of Gold in a Manhattan Basement—Or Does It?
アメリカはベトナム戦争で巨額のお金を使い、フランスなどへのゴールドの流出を恐れて、ニクソンショックによって金本位制度を放棄しました。
そして、ドルの価値を維持するために金を空売りに使いました。
度重なる戦争による財政赤字と経常赤字の双子の赤字によりアメリカはゴールドを失いました。もっとも、米国が金を売却していなければドルの減価はもっと急ピッチだったと思われます。
グリーンスパンが指摘するように金本位制度の放棄が二度の大戦を引き起こしました。政府が過剰な借金をできるようになるからです。
もし、今アメリカが北朝鮮と戦争するようになれば、長期金利が上昇して米国は財政破綻すると思います。
アメリカは国債のファイナンスの半分を海外に依存していますが、中国などは戦争が始まれば、米債を買わずにむしろ売ってくるでしょう。
日本の円も売られますから、日本も円を守るために米国債の売りに追い込まれます。
戦争で軍産複合体の資本家はぼろ儲けできます。しかし、国は多額の借金を抱えます。これを担保するのは国民の税金(インフレ税を含む)です。戦争は貧困中間層から富裕層への富の逆配分です。
もっとも国内が戦争の舞台になれば話は違ってきます。国内経済がダメージを受ければ、資本家の既得権益の資産は消滅し、格差は縮小します。そして復興事業の好景気で別の資本家が誕生します。ガラガラポンです。
トランプは戦争は外でやると行ってますが、今までの戦争と異なり、朝鮮戦争では米国内も攻撃のターゲットになりえます。そのため、ネオコンや軍産複合体も戦争に一枚岩ではないと思います。
韓国、日本、中国のサプライチェーンが影響を免れませんし、金融資産バブルがはじけ、個人消費も低下します。
朝鮮戦争が開始すればどの国も誰も得をしません。
喜ぶのは朝鮮との開戦を夢見てきた日本のバカな右翼ぐらいでしょう。
政治的に見てもソウルに何十万と米国人がいますし、兵隊の被害もイラクやリビア、アフガニスタンでの戦争の比では無くなります。国内世論がそれを許せるとは思えません。ベトナム戦争と同じで泥沼化します。
イラクやユーゴのような短期決戦でワンサイドゲーム圧勝は戦力比で見て不可能です。
グアムと沖縄、韓国などの空港の発着能力から見て奇襲攻撃の効果は限定されます。空母打撃軍を結集してもそれほど変わらないでしょう。巡行ミサイルを大量投入しても、北朝鮮の国土は広く、多くの隠されたミサイルが生き残ります。地上軍への被害はさらに限定的です。
核を使えば、ソウルの数万人の米国民が反撃によって死にます。電力会社などのインフラもサイバー攻撃によってダメージを受けるでしょう。
過去の戦争では国民世論は米国が他国への戦争に参加することに当初、反対していました。
それを覆すために、囮作戦、偽装先制攻撃調略、偽旗作戦などのマッチポンプで国民の世論をコントロールしてきました。
米国とロシア、罪深いのはどちらか?
もっとも、今回は米国内が攻撃のターゲットになった以上、米国の世論は北朝鮮への開戦に前向きなようです。
世論調査によると半数が賛成しているようです。共和党支持者だと大半が賛成しています。
真珠湾は本土ではないものの、国土への攻撃でしたから世論が大きく変わりました。
何か、イレギュラーな事故で米国に被害が発生した場合、そのままなし崩し的に開戦に至る可能性もあります。
ただ、国内世論や政治的問題をクリアーしたとしても北朝鮮との開戦は現実的にありえません。
まず、先ほどあげた財政と資本家の既得権益の問題です。
次に開戦するには韓国の協力が必要ですが、今のリベラルな文政権ではこれはほぼ不可能です。
あとは中国やロシアが北朝鮮の体制転換を望んでいないことです。
下手をすれば、第三次世界大戦の勃発になります。

現実的に戦争はありえないとしても、恐怖は続きます。
市場への影響は免れません。
市場は心理で動きます。
VIXが急騰しています。
ガンドラックの目標の20、謎の投資家の目標の25が近づいてきました。
VIXが上昇すれば、それを売っている投資家に多額の損失が発生します。それは、株など他の資産に波及していきます。
VIXが上昇すれば、株は売られ、金は買われます。
安全資産といっても朝鮮戦争になれば、当事国である米国債、ドル、そして円は売られます。
安全資産とかいってドルを買っているジムロジャーズなどは吹き飛ばされるでしょう。
リスクヘッジのためには実物資産である金しかありえません。
レイダリオもテールリスクに備えて金のポートフォリオを5%から10%組み入れろと再び発言しています。
ブリッジウォーターはさらに金を買いましたそうです。
ガンドラックも金は買っています。
今まで、何か危機が発生するたびに金が買われ、そしてそれが一旦落ち着くと金は激しく売られてきました。
しかし、今回の危機は一過性のものではなく、今後高まっていくでしょう。
人々の恐怖の心理は金を支えるはずです。


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[ 2017/08/11 09:36 ] その他 | TB(0) | CM(0)
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