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2017年総括+2018年予想 *1/3追記


2017年予想

1 減税に伴う財政不安で米長期金利上昇
2 米長期金利上昇と日銀金融政策の副作用で、円安が進行
3 新興国経済回復で、原油価格、コモディティ価格上昇
4 米インフレ率上昇
5 金利上昇+インフレ率上昇により、米株バブル崩壊。
6 金利上昇と実質所得減により個人消費、住宅投資が低迷、企業投資も回復せず、米経済スタグフレーションに突入。財政出動、規制緩和への期待は持続しない。
7 GOLD復活
8 米金融緩和路線に逆戻り
9 トランプリスクが顕在化。就任一年目でレームダック化、暗殺、辞任のリスクが高まる。米国内政不安定化。国内の暴動や内乱リスクだけでなく、周辺国や仮想敵国との地政学リスクも高まる
10 保守政治の失敗への反動で世界は左傾化
2016年総括+2017年予想
今年もお世話になりました。
諸般の事情によりブログの更新を全くしくなったことをお詫びします。
いつものように今年の総括と来年の予想だけはしておこうと思います。

2016年と異なり、2017年は大きな事件のない年でした。
ゴルディロックス経済が続き、市場は順張り多数派の予想通りの低ボラティリティ相場のモメンタムが続きました。
狼少年のように米国のリセッション、株バブル崩壊を予想し続けている私の読みはまた外れました。

株バブルの延命は何と言っても安倍政権の大勝が大きかったと思います。
年初めこそ、もりかけ問題や側近の度重なる不祥事で支持率が大幅に低下したものの、大衆は飽きやすく、関心が野党議員の不祥事や小池に移った抜群のタイミングで解散総選挙を仕掛けてきました。
橋下の維新や小池新党といった安倍補完右派勢力は、反自民票を分裂させました。これはいまの小選挙区制では、与党に圧倒的に有利に働きます。
安倍が大勝したことで、日銀の金融緩和継続が確実になり、それがドルバブルと株バブルを延命させたと思います。
トランプの株価延命のための法人減税よりもこれが大きかったと思います。
ドラギのテーパーリングに対する慎重姿勢もドルを支えました。
トランプの財源なき減税と財政政策は、米長期金利を上昇圧力をかけます。これは株価には逆風ですが、ECBと日銀が相殺しました。

大きな事件としては、トランプがユダヤ資本家の軍門に完落ちし、エルサレムをイスラエルの首都にしたことや、北朝鮮のICBMがワシントンやニューヨークを射程に収めたことがあげられると思います。これは来年以降の地政学リスクを大幅に高めました。
最大のニュースは、上海国際エネルギー取引所(INE)が、人民元建ての原油先物取引を始めることを発表するなど、中国やロシアなどの反米産油国がドルに替わる新しい決済システムを始めることを明確にしたことにあると思います。
中国が金に裏付けされた元建て原油ベンチマークを準備、ドルバブルは風前の灯火
原油の決済通貨にドルではなく、金や人民元を採用することは、今後のドル凋落を決定づけるニュースになったと思います。
過小貯蓄、過少生産、過大消費というアンバランスな経済システムを可能にしたのはドルが基軸通貨であることによるシニョリッジでした。
イラクやリビアはペトロダラーシステムを守るために米国の侵攻を受けましたが、中国やロシアに対する米国の軍事オプションは戦力比でありえません。
年後半、米長期金利上昇と株高によって低迷していた金はこれによって復活の兆しが見えました。

さらに、法人減税によるレパトリの効果は限定的で、所得税の占める割合の高い米国の税収は減少します。
財政赤字拡大が加速し、ドル安による輸入インフレが必要となります。

ドル凋落の顕著化で、金利とドル&金の相関が崩れつつあります。
2018年は金利が上昇しても金は上昇し、ドルインデックスは低下すると予想します。
一般に金利が上がれば、金利を産まない金は売られるというドグマを杓子定規に信じるのは素人の投機筋ですが、
日本でも金でもっとも有名な御方も同じようなことを言っているようです。
ビットコイン、金、円、ドル、あなたならどうする?
その理論が正しいとは思いません。実証的にはFRBの利上げで金は買われることが多いというのはここでも過去なんども言ってきました。
FED金利引き上げはゴールドに強気 2 by Zeal 前半
一般的に、緩やかな利上げとインフレは金にマイナスですが、早い利上げとインフレは金にプラスです。
利上げでドルは上がり、金は売られるというのは投機筋のナラティブであって理論的にはなんら説得力がありません。
そのナラティブが裏切られたとき、投機筋の買い戻しが金上昇の燃料となるでしょう。
同じように、有事の金は売りとしたり顔でいう人がいますが、これも間違いです。投機筋が買い仕掛けて、危機が一段落したタイミングで買い戻すプラス売り仕掛けたあと買い戻すというニュース・リバーサルは古典的なテクニックですが、結局、差し引きはゼロです。しかし、一過性のない危機はそうはいきません。
たとえば北朝鮮問題がそうです。北朝鮮とアメリカの戦争は有りえません。そのため、戦争が起こるのではいう恐怖はいつまでも残ります。
日本に失敗作の武器を売りつけるために米国が煽り、それに戦争大好きの日本の右翼が踊って恐怖は続くでしょう。

2018年予想

1 ドル安、米財政赤字拡大、米インフレ率上昇、日欧の金融正常化、為替ヘッジコスト高騰により米長期金利は緩やかに上昇
2 米短中期金利は急騰、イールドカーブはフラット化
3 先進国経済軟調で賃金は上昇しないものの、好調な新興国経済、原油などのコモディティ価格上昇によりコストプッシュインフレ率が上昇
4 金利上昇により、先進国のハイイールド債・不動産・株、ビットコインなどのリスク資産バブルが崩壊
5 資産バブル崩壊により先進国経済はリセッション入りへ
6 ドル売りが加速、金価格上昇へ
7 年前半は円高が進行、年後半からは再び円安トレンドへ
8 米国の北朝鮮、先制攻撃はない
9 宗教的対立がさらに激しくなり、都市を狙った無差別テロが急増
10 格差がさらに拡大し、先進国の社会は不安定化


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[ 2017/12/30 20:06 ] その他 | TB(0) | CM(1)
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[ 2017/12/30 20:14 ] [ 編集 ]
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