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今後ゴールド価格はどうなるか?UPDATE1


私はチャート、テクニカルに関してはボラティティの予測を除けば、ほとんど信じていません。占いと同じで後付けぐらいしか思っていません。行動経済学的に大衆心理のモメンタムやナラティブに乗ってコツコツというのもありでしょうが、自動売買の大口ファンドに個人が勝つのは困難でしょうし、自分が信じるテクニカルの逆に大きく動いて今までコツコツ稼いでいできたものを全て吐き出す日が来る日が来るでしょう。もちろん確率的に勝つ人もいますが、チャートで勝っていると吹聴する個人はほとんど運が良かっただけでしょう。
もっとも、月足でレンジ相場かトレンド相場かを判断するのにチャートは多少は有用だと思います。
金は月足で見ればレンジ相場です。
レンジをブレイクしてトレンド相場になるかのタイミングを予想することは困難ですが、上か下のどっちに抜けるかを予想するのはテクニカルによる短期予想よりは比較的容易だと思います。
金価格を左右する要因として一般的に言われるのは、実質金利、ドルインデックス、インフレ予想、リスクオフでしょうが、どれも結局は同じです。
先物やETFの売買は、これら要因に条件反射するようにプログラムされていますから、短期的にはそれらの要因によくリアクションします。
でも、結局は、裁定や危機の先送りによって相殺されます。
そのために、レンジ相場になっているのでしょう。
レンジを破りトレンドを作るのは、やはり、現物の需要でしょう。
BIS規制バーゼル3による銀行の資本増強のための金買い、米国と対立する国の中銀の金買い、人口動態が良く人国も多い新興国の消費者の金志向、金鉱山のピークアウト、鉱山会社の寡占化などで需給はタイト化していくでしょう。
ただ、そのスピードは遅く、多くのゴールドバグはどこまで待てばいいんだと言いたくなるでしょう。
レンジが長ければ、その後のトレンドも長くなる傾向あるそうでが、早めに上にブレイクして欲しいというのが実情でしょう。
そうなれば、やはり短期的要因に頼りたくなります。
政情不安、戦争、株安などのリスクオフへの保険はすでに大部分は織り込み済みでその不安が一時的にでも解決すると、逆に金は売られます。
やはり、実質金利が下がることでレンジをブレイクする方を期待した方が現実的かもしれません。
私は最近ではガンドラックの予想と同じく、米国の長期金利は上昇すると予測していましたが、中期的には水野和夫氏と同じく米国の長期金利は日本や欧州のように下がると思います。
生産性の低下、人口ボーナスの終了などで、米国の潜在成長力は低下していますし、政府債務、人口動態による社会保障負担増で、米国も日本のように中銀が国債を買い続けるしかないからです。もちろん、金融抑圧による資本流出が起こり、通貨の為替価値が犠牲になって、国民は通貨安によるインフレ税に苦しみます。選挙による民主主義を採用するアメリカは日本と同じく増税は厳しいですから、ステルスインフレ税で政府債務負担を下げるしかないのです。
一方、名目金利が低下しても、インフレ期待は上昇します。
インフレ期待を決めるのは原油です。その原油の需給は新興国の成長、シェールバブル終了によって、今後悪化が予想されます。
鮮明になってきた米国シェール革命の限界
米国とサウジの関係は悪化していることからサウジによる増産も期待できません。
米国の株バブルは自社株買いに支えられていますが、その自社株買いを支えているジャンク債の中心であるシェール企業を救うために、名目金利を抑え、原油価格を上昇させる必要もあります。
自転車創業のシェールが跳べば、ジャンク債市場が崩壊し、米国株バブル全体に波及します。
アメリカの実体経済は株バブルが崩壊すれば終わります。
米国は株バブル崩壊を防ぐために、名目金利を下げるためのQEを再開し、インフレ期待上昇になる原油高を許容しないといけないのです。
名目金利が下がり、インフレ期待が上昇すれば、実質金利が下がり、目先、ドルが売られ、金が買われるようになります。
実質金利の低下は、実体経済の成長の鈍化を意味するので、アメリカのリセッション入りを予想させ、その1年前には株が先行して弱気相場入りします。
そのリスクオフは、金のレンジ突破のエネルギーになるでしょう。
ともかく、目先の経済指標、トランプ、イギリス、中国の情報に短期筋はよく反応しますが、それはメインシナリオとはならないと思います。
もっとも、イランは違います。イランとイスラエル、サウジ、米国の戦争のテールリスクを市場は織り込んでいないと思います。
しかし、株バブル崩壊はFRBが阻止しようとするでしょうし、戦争や貿易戦争も人類は進化してきましたから回避するシナリオも十分ありえます。
とりあえず、今は、戦争、貿易戦争、ブレグジット云々よりは、実質金利低下によるレンジ突破をあてにしたほうがいいようです。


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[ 2019/03/16 05:36 ] | TB(0) | CM(0)
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