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米国、長期緩和サイクルの開始。金は長期上昇トレンド回帰へ


米国が11年ぶりに利下げをしました。
しかし、パウエル議長は、長期緩和サイクルの開始を否定。
貿易戦争はFRBには関係ない、トランプからの圧力には応じないと発言したことなどがタカ派発言とみなされたことで、市場は初動、下落で反応しました。
パウエルはそれにびびったのか、一回だけの利下げとは言っていないと発言の修正をせまられました。
これに対して、トランプは中国への追加関税を発動。
株価が下がっても関係ないと、株価の下落の責任をFRBに押し付けました。選挙の直前に株バブルがはじけるより、今、はじけたほうがましだと思ったのでしょう。
しかし、パウエルやトランプがどう思おうが、米国の利下げサイクル開始はもはや不可避だと思われます。
米国寄りの右派メディアや市場関係者は米国実体経済を相変わらず絶好調と喧伝していますが、米企業の収益は低調です。
米中貿易戦争の激化は必至ですから、企業収益はさらに悪化するでしょう。賃金がのびず、個人消費が低迷し、GDPが低下します。
国外の世界経済も失速、利下げサイクルに突入しています。
じゃぶじゃぶのドルの金利は相対的に高すぎるのが現状です。相対的に高い金利はドル高の原因です。ドル高が世界経済の成長を阻害しています。
米ドルは腐っても基軸通貨なのですから、自国の物価と労働指標しか目標としていないというFRBの建前はいつまでも通用しないでしょう。
米企業収益は、最近では過去数年にわたり、大幅に下方修正されました。数年にわたり企業集積は横ばいなのですが、株価は50%以上あげてきました。このバブルを牽引してきたのが自社株買いであり、その原資となったのが低い金利でした。
zerohedge.
膨れ上がった株バブルを維持するには、さらなる利下げが必要です。
米国の個人消費を支えているのが米株バブルによる資産効果であり、株バブルがはじければ米実体経済はリセッション入りです。
利下げしなければ、財政出動もできず、株価も下がり、トランプは選挙に勝てませんが、そもそも、だれが大統領であってもFRB議長であっても、彼らが何を言おうと、社会保障費の増大が不可避で財政が圧迫していく以上、米国の利下げは避けられません。
米財政赤字、年1兆ドル突破へ 歳出拡大合意
金の短期的な価格予想は今も不可能ですが、長期的には、米国が長期利下げサイクルに突入したことで、レンジをぬけて再び上昇トレンドにはいったと思われます。




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[ 2019/08/02 10:52 ] | TB(0) | CM(0)
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