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株長期弱気相場開始の予兆


SP500配当利回りと米30年債利回の利回りが逆転しています。

株式関係の市場関係者はこれを異常だと吹聴しています。
しかし、別に異常でもなんでもないと思います。
債券をバブルといいますが、バブルなのはむしろ株式のほうです。
資本主義がいききれば利潤がさがっていくのは水野和夫氏が何年も前から指摘しているとうりです。
米国債の金利は資本主義が成熟している先進国のソブリン債なかでは相対的に高すぎます。
日本や欧州を筆頭とした世界の中央銀行が大量に紙幣を発行するなかで相対的に高い金利の米債に利回りを求めて買いがはいっているのは仕方ありません。
70年代に資本主義が限界に達し、その実体経済の弱さを株式バブルで補ってきた米国の経済モデルでは、株式相場はここ何10年も右肩上がりでした。株式に長期投資していれば誰でも儲かる時代でした。バフェットなんかは、「まぐれ」で甘い汁を吸ってきました。確率的にこういうボロ儲けする人が現れるのは当然です。そのバフェットは10年債など数年先の金利なんか誰も予想できないといってますが、むしろ株のほうが予想は困難だと思います。
現代の米国の上場企業の平均寿命は15年程度だそうです。
いまはPER15倍なら激安のコンセンサスがありますが、長期債より先の15年先の会社の利益なんて誰が予想できるでしょうか?
SP500の現在のPERは25程度で過去平均は17だそうです。平均的にみれば割高ですが、そもそもこの17にしたって怪しい数字です。社会に散在する少額資本を結集させるという株式制度自体のアイデア自体を否定するわけではありませんが、株式市場の価格発見機能が麻痺しています。株で是認できるPERはせいぜいシェアを握っている優良大企業や成長の蓋然性の高い企業でもPER5程度だと思います。金利が下がれば高PERは許容されるというナラティブも通用しません。
PBRだって簡単に会社資本は換金できるわけでもないし、ROEだって右肩上がりの経済を念頭においたコンセンサスです。
株式のこういったファンダメンタルの指標は今後、コンセンサスを失うと思います。中央銀行が金を擦り尽くし、資本主義がいきづまってきた現在、株は長期的にみてこれから大幅に調整されていくでしょう。
経済は人口できまりますが、米国の移民はこれから減ります。人口動態のいい新興国が成長すれば、相対的に米国経済は魅力的ではなく移民するインセンティブを失います。世界のGDPの5分の1程度にすぎない米国の株式市場(SP500の売上の半分以上は国内)が世界の株式市場の時価総額の過半数を占める異常状態は解消されていくでしょう。米株を買っていれば長期的に誰でも儲かる時代は終わりです。
逆にこれからは株をうれば長期的には誰でも儲かる時代です。
一方の債券の金利がどうなるか予想するのは難しい。
いずれインフレ率が上昇すれば中銀は金利を上げざるをえない。
中央銀行はインフレ誘導に失敗しました。アベノミクスなどのリフレ派は敗北しました。
しかし、戦争やパンデミックで生産の供給元がたたれば簡単にインフレになります。今のマスクなんかそうです。
米債券も今後、他国のようにゼロ金利に一方的に収斂していくかとそれはわからない。
ECBや日銀が大量に発行したマネーがリスクオフで米株式市場から離れていますが、それに伴いドル価格も低下していることから、かならずしもそれは米債に流れていないと思います。その一部は金市場に流れています。
米債券の金利が低下しているのは、もっぱら米国国内の株式市場からの避難だと思います。
米国債がゼロ金利になれば、経常赤字国の米国は他国から金を借りれなくなります。その頃には米国株の魅力はなくなっているでしょうから他国が米国から買いたいものはなくなっています。
ゴールドマンがゴールド1800ドルを予想していますが、この理由として。中央銀行がじゃぶじゃぶに刷ったマネーがコロナ・リスクオフで行き場を失っていることと、バーニー・サンダースをあげています。
バニーサンダースは富裕層への増税、FAAAGの分割、シェールの規制を公約に掲げていますから、金融市場は大ダメージを受けることでしょう。トランプは大衆の怒りを移民や中国にぶつけることで支持を得ましたが、サンダースがスケープゴートにするのはウォール街やシリコンバレーです。
春すぎぐらいには新型肺炎への過剰反応も一段落していると思いますが、それに変わって、今度はサンダース旋風が金融市場をゆるがすと思います。


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[ 2020/02/27 11:29 ] おすすめ | TB(0) | CM(0)
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