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ローン担保証券(CLO)バブルに赤信号


新コロナパニックが世界に拡大しています。
とはいっても、日本の死者数はまだ6人。個々の被害者とその身内の人にとっては不幸ですが、年間10万人肺炎で亡くなられる方がいることを考えると、統計的には被害は軽微で、今のパニックは行き過ぎです。
中国の被害が目立ちますが、莫大な人口を考えるとこれも被害は軽微。あれだけの人口を抱えながら、中国は強力な官僚システムのトップダウンにより、コロナウイルス拡大封じ込めに成功しつつあります。工場などの経済活動は回復し、株価は反発しています。
一方の日本は封じ込めに失敗。パニックは今後しばらくは続くと思われます。
米国は、検査機関が限定され、検査器具にも不備があったため、判明したコロナ発症者数は限定されています。
予算が組まれたことで、35万の検査費用も下がり、今後、感染判明が拡大すると思わます。
多分、どの国もほぼ同時に発症したと思われ、結局、検査をしたかいなかが発症者数の差です。
遅れた米国は封じ込めに一番失敗していると思われます。
新コロナは病気としてはたいしたことがないとまではいえないですが、インフルエンザのほうがはるかに怖い。そのインフルエンザですが、経済活動に対する影響は大きくない。しかし、今回の新コロナは未知の新発ものでああっため、大衆は恐怖し、経済活動に対する影響は大きいです。
特に飲食店のダメージは大きい。小売店もサプライチェーンの切断で影響を受けるでしょう。
個人消費に依存した米国実態経済を支えるのは雇用です。そして、リーマンショック後の米国の雇用統計を牽引してきたのが、飲食店や小売業などの店員のサービス業でした。これがダメージを受ける可能性が高い。
新コロナウイルスは春すぎまではは沈静化し、次の冬までは感染拡大は一時休止する可能性が高いでしょう。
そのころにはパニックは収まり、経済活動への影響は限定されていると思います。
しかし、それまで生き残れない会社もでてくるでしょう。
特に自転車操業でやっている会社がそうです。原油安でくるしむシェールなどが典型です。
米国のローン担保証券(CLO)には、こういう会社が多数、組み込まれていると思います。
リーマンショックのときは住宅ローンでしたが、今回は社債です。
FRBの利下げにもかかわらず、ゾンビ企業の資金繰りがいきづまって焦げ付けば、CLO市場が急落します。
リーマンショックのときのCDO市場に比べるとCLO市場自体はそこまで大きくないのですが、それでも米国企業債務はアメリカのGDPの7割を締めます。他の優良企業の社債も無傷ではすまない。
米国の社債市場は、低成長と低金利で苦しむ先進国のじゃぶじゃぶのマネーが利潤を求めて成長余地のある中国企業に投資しているのとは性質が違います。ゾンビ企業の延命手段に過ぎません。
CDOよりは小さいとはいえ、そのCLOによる自社株買いがアメリカ米株バブルを牽引してきました。そしてその米株バブルはCDOよりはるかに大きい。今回の株バブル崩壊の破壊力はリーマンショックのときとは桁が違います。レーガン以降の株バブルすべてがリセットされるでしょう。次の米政権は自社株買いを規制することになります。
CLO市場を大量に買っている日本のゆうちょや農林中金もやばいです。リーマンショックのときはあまりCDOを買っていなかったので被害は限定されましたが、今回はやばい。田舎の高齢者の貯金を危険な投資に向かわせた、安倍や黒田のアベノミクスという金融抑圧の罪は重い。
欧州もそれは同じで、今後ECBや日銀が大量にすって米国に流れていたマネーが危険を察知して大量に流出すると思います。ドルは大きく売られ、市場のボラティリティが高まり、それが株式市場を直撃します。米国債市場はしばらくは株式市場から流出したマネーで持ちこたえますが、そのうち、金利上昇が始まればマイナス金利と無限QEで支えるしかなくなります。そうなればドルはさらに売られるスパイラルになります。

ドルの覇権がすでに終わったことは周知ですが、それに代わる新たな基軸通貨ができていないのも事実です。
BISで米国のFRBを排除した西側諸国の中銀連合の新デジタル通貨構想が急ピッチで始まっています。次の覇権を狙う中国のデジタル人民元に対抗しようとしているのでしょう。
次の基軸通貨争いは今後、数年戦国時代に突入すると思います。その勝敗を分けるのは金になると思います。既存の貨幣の担保の国債とそれを担保する課税権とその原資たる先進国の経済成長が信用を失っているからです。


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[ 2020/03/06 01:00 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
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