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トランプ減税は金融市場を救うか?


トランプが減税を柱にした財政政策の具体案を発表するそうです。
金融政策で株価を支えきれなかったので、当然、予想された反応です。
今年は選挙ですから、トランプとしては株価暴落によるリセッション入りだけは避けたい。
現職有利のアメリカ大統領線で、戦後、再選できなかったのは二人だけ。カーターとブッシュパパ。
株価が下がり、景気低迷したのが痛かった。
財産所得が3分の1を占めるいびつな経済モデルのアメリカでは、株価とGDP、そして大統領支持率が見事に相関しています。
資本主義が行き過ぎるとこういういびつな社会になります。その象徴がアメリカです。
トランプの財政政策への期待で、市場は反発。再び、リスクマネーが息を引き返しています。

金融政策と財政政策は通常はセットで行われます。
金融政策と財政政策のポリシー・ミックスです。
これは長期的には悪影響ですが、短期的には経済効果があります。
そのため、任期があり選挙があって資本的多数決をとる選挙制民主主義国家では政治家やポピュリスト、扇動家たちが人気取りのために採用してきました。
上げ潮派、レーガノミクス、ルビノミクス、アベノミクス、MMT、国家強靭化、反緊縮、自国通貨建て国債は絶対破綻しないブードゥー経済学理論、山本太郎、三橋貴明、名前や人はかわれど程度の差があるだけで中身はほとんど同じです。

しかし、資本主義が成熟した先進国ではそれはいつまでも続けることはできない。
都市化が進んでおらず、耐久消費財も普及していない、人口動態がいい新興国なら効果がある。成長が政府債務増加を上回るからです。
しかし、先進国ではそのGDP成長率を超えるスピードで政府債務だけが積み上がっていく。特にそれは米国に顕著です。
それはいずれミンスキー・モーメントを迎える。レイ・ダリオのサイクル理論はこの限界を指摘している。

トランプが今回、財政政策を打ち出したとしても、米株バブルを支えることはできない。米株バブルを膨らませてきたのはもっぱら金融政策であって財政政策ではない。
金融政策の効果が薄れてきた以上、その肩代わりを財政政策にお願いすることは難しいと思う。
財政政策をする以上、金融緩和はセットです。そのため、米国債の金利は上がらず、米国から資金は流失し続ける。
減税のバラマキをしても、株価があがらなければ人はそれを消費につかわず、将来不安のために貯蓄に回す。
たとえ消費が増えたとしても、米国の労働力の供給は限界に来ており、その消費は中国などの外国に食われる。
一時的には相場は反転するかもしれませんが、これは長くは続かないと思います。


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[ 2020/03/10 15:59 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
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