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BullionVault

金はリスク資産か?


株バブルがついにはじけています。
金も大幅暴落です。
1週間前にボラティリティが上がり、大幅に上昇したあとに大幅に下落しました。
そのときに金の安全資産としての信用に疑問符がついたのですが、今回で当面はその信用を大きく毀損された形になりました。そのときには少しのこっていた株や米国債、ドルとの相関も今回の金融相場全体の暴落でプログラム売買が破壊されたのか、ほとんど機能しなくなっています。
こういうときにこそ金上昇を期待していた金ホルダーにはショックな出来事でした。
金を持たない人も、金もだめじゃんと思っていることでしょう。

金を買っている人も値上がりを期待しています。
その意味で金も当然にリスク資産といえます。
米ドルや米国債だって安全資産ではないです。それもリスク資産です。相場をはる以上リスクは避けて通れません。
不動産などの現物資産も工作物責任や値下がりリスクがありリスク資産です。キャッシュも長期的にはインフレリスク、目先でも為替リスクがあります。リスクのない資産など存在しません。
90年代の金停滞期から抜け出し、大幅な上昇を牽引してきたのは金ETFでした。
これらは株式市場から流れてきた人が多いですから、投機的な人が多いのも確かです。
そういう人は上がっているときは群がってきて、価格上昇の原動力になるのですが、下がるときは逃げ足が早い。

もっとも、リスク資産のなかでもリスクの程度は違います。
もっともリスクの高いものは株や社債、それらのインデックス投資、REIT、FX、VIXやビットコインなどの値動きの激しいものです。仕手筋がマネーゲームで戦う主戦場です。国債券市場その次に危険。
市場規模の小さい銀やプラチナ、パラジウム、銅、原油はボラティリティが大きく市場の価格発見機能が麻痺し今は仕手化しているような動きです。需給やファンダメンタルズの分析がやくにたたなくなっています。
金融市場総崩れのなか、金はよく持ちこたえているほうです。
これから先もボラティリティが高まり、警戒が必要ですが、株と異なり金には明るい材料もでてくると思います。
まずは、米国や英国などの金利が死んでいますから、新興国見直しの機運が生じつつあることです。
日本のネトウヨは中国の経済は終わり終わりともう10年以上もいってますが、ピークアウトしたとはいえまだまだ強い。
ネトウヨが強いと豪語する米経済よりは成長率ははるかに上で伸びしろものこっている。
新コロナパニックが最初に発生したのは中国でしたが、いち早く封じ込めに成功しつつあり、相対的には株価も下げ渋っています。そもそも中国株には米国株や日本、欧州などのような過熱感はなかった。
今日は少し株が反発していますが、インド株の反発が大きい。
金価格上昇時と今のような不況期では、あまり宝飾品などの現物需要は期待できず金価格上昇の原動力にはなりえませんが、中国やインドの底堅い経済は下値を支えるでしょう。
また、米国の中央銀行が再び、名実ともにQEに踏み切ったことも大きい。
アメリカは中小企業だけでなく大企業も企業債務が積み上がっており、FRBはたとえドルを毀損することになっても、利下げとQEをやめることはできない。米企業は一年持たないところが多いと思う。これから一年が勝負だから、その間に米長期金利は他の先進国同様にゼロかマイナスになる。
実質金利と金は強い相関があります。特に実質金利が低いときはそうです。
原油安と景気後退のデフレ圧力が実質金利をおし上げますが、それ以上に米国を始めとする世界の名目金利低下が大きいと思います。米国の金利はまだまだ下がる余地がある。金利差縮小でドル安になりますから、ドル建ての金価格に支援材料。
物価も当面は下がりますが、いずれ上がり始める。
不況になれば、各国で右翼が台頭し自国主義でサプライチェーンが切断される。これは物価おし上げ要因になる。それはとくに工場をもたない人件費の高い米国にいえる。
債券市場や株式市場に行き場をなくしたマネーはいずれ、利潤を求めて、新興国やコモディティに流れる。これはじわじわ物価おし上げる。
米国を始めとする新興国のゼロ金利と新興国成長による物価高による先進国のスタグフレーションが生じる。
それが実質金利低下を生じさせる。これがこれから先一年で進行する。
これは金にとって追い風です。
金はサバイバーです。金は終わった、安全資産ではないと人類の歴史のなかで過去なんどもいわれてきたことでしょう。
そういう人たちはみな死んでいきましたが、現物である金は残り、その価格は上昇を続けている。
近代以降でも、世界恐慌、ブラックマンデー、リーマンショックなどで株価がボロボロになったあとも、金は上昇を続けた。
長期的にみれば株バブルが崩壊したあとに、金は大相場がある。ここで踏みとどまれば、株やビットコインなどと比べて注目度の低かった金(特に米国や日本)もまた、その安全資産としての側面が見直されてくるでしょう。
とはいっても、利益を求めて相場に参加する以上、金もリスク資産であることはかわりない。
今の相場だと目先は厳しいですが、含み益があるうちは多くのホルダーはまだ頑張れるでしょう。
ただ、新規の買いは当面リスクが高いので余裕のある人しかおすすめできません。
米大統領選までは金価格は上昇するが、そこで金バブルは崩壊するという、短期投資を勧めている専門家もいますが、もう少し長いスパンでの投資をする方におすすめします。


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[ 2020/03/13 16:19 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
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