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資本主義の暴走、自社株買いの終焉


自社株買いこと、自己株式取得は各種弊害があるため、以前の日本では原則、会社法により禁止されていました。
その弊害は下記のようなものです。
会社財産の充実を害し、会社債権者および従業員、長期的安定成長といった会社の利益を害する。
会社の内情に通じた取締役等によるインサイダー、食い逃げ増資。
株主平等の原則を害する。
議決権の濫用です。

しかし、実体経済が衰弱する米国は、金融資本主義を維持するために、自社株買いを推奨。
これを日本にも押し付けた。
日本の商法学者は猛反発するも、社会主義的な国家による民間業の規制を嫌う
日本のリバタリアン右派が、規制緩和を旗印になし崩し的に自己株式取得規制を改正していく。最終的に、自己株式取得は原則、フリーハンドになりました。
それを牽引したのが、小泉&竹中コンビ。これが世界の株バブルを加速させました。今回の経済危機は、中銀の責任だけではない。米国の株バブルは、個人やファンド、機関投資家、外国勢が売り越していくなか、自社株買いだけで膨れあがっていった。

米国は経済的自由権を絶対的なものとする新自由主義が強い。
私企業への政府の関与を嫌う。
しかし、今回の、新コロナパニックでは、国防生産法を発動。民間の生産を規制しています。
もちろん、政府が倒産する会社を救うような社会主義政策は好かれない。
しかし、米国はボーイングの共済を決定。
これには全米で異論があがっている。
ITや金融、そして飲食店などのサービス業が中心の米国経済には、海外に輸出するものがない。
だから、長年、貿易赤字を垂れ流してきた。
他の国は米国から買うものがないから、渡された紙切れのドルで仕方なく、米国の債券や株を勝ってきた。
そのような虚業経済モデルでなりたつ米国にとって数少ない実業で最大の輸出産業が軍需航空産業。
その代表が、世界最大の軍産複合体企業ボーイングです。
歴史のない米国が大国になれたのは、2つの世界大戦のおかげです。
かつての覇権国はすべてつぶれた。米国はそれらの国に武器を輸出し金を貸して成長した。
米国が支援したのはナチス・ドイツや日本も含まれる。米国支援なしに日中戦争の続行は不可能だった。
米国は、戦争により世界中の金を集め、基軸通貨の特権も手にいれた。
ボーイングといえば日本を焼け野原にしたB29。当時の日本の国家予算に相当する開発費がかかったといわれているが、
B29は恐ろしく高い機体。ドイツを焼け野原にした同じくボーイングのB17よりはるかに高い。
ボーイングも、これでボロ儲けする
しかし、最近のボーイングは自社株買いで弱っていく。
CEOは巨額のボーナスのために、企業の長期安定的成長を犠牲にして目先の株価吊り上げに走った。
タコ足食いの自社株買いで、ボーイングの純資産は細っていった。
かつてのドル箱だった軍用機開発では競合会社に負けていく
開発費をかけた737maxは事故が多発し、運行や発注が停止。大量に在庫を抱えることになった。
赤字と借金で経営危機になっていたところに、新コロナパニックで株価が暴落した。そして、トランプに助けを求めた。
この場に及んで減配するなどといっているが、散々、自社株買いで潤ってきた株主にまだ配当をするのかと、米国民の不満は大きい。
リーマンのときは税金で銀行を救ったが、これも社会主義を嫌う新自由主義の米国ではうけがわるかった。
しかし、金融はすべての国民がかかわることで仕方ない面がある。
しかし、ボーイングなどのメーカーは潰したところで、経営者や株主が痛むだけで、工場がなくなったり、生産ができなるわけでもない。
このモラルハザードが国民のうけが悪いことをしっているトランプは選挙前ということもあり、自身が自社株買いは好きではない、もうするなとツィートしている。
選挙前には右派政治家もその主張が左傾化することが多いが、新コロナパニックもあり、今のトランプはまるで社会主義国家のような政策を行なっています。
次はバイデンが大統領になることが濃厚です。
バイデンはサンダースの支持者の票がないと勝てないので、これから左傾化していくと思います。
今回は世代間抗争で若者の左派が、既得権益を保守しようとする資本家・高齢者に敗北しましたが、これから高齢者が市に、サンダース世代が歳をとり、その子供たちの世代が選挙権を持つにつれて米国の左傾化は必至。
今回のパニックを教訓に、自社株買いは規制されることになると思います。


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[ 2020/03/20 16:05 ] おすすめ | TB(0) | CM(0)
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