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新型コロナウイルスが武漢ウイルス研究所から流出した蓋然性は低い(update3)


新型コロナの初動対応に失敗した米国では被害が拡大しています。
米国の人口は中国の5分の1程度ですが、死者数は中国の13倍以上です。
米国の保守層は認知的不協和を引き起こして、中国の死者数はもっと多いと主張しています。
確かに、中国共産党が死者数を低くみせて実際の死者数はもっと多い可能性があります。しかし、米国もそれは同じです。
米国でも自宅死亡者の多くがカウントされていないということが指摘されています。
初動対応に失敗し、支持率が低下し追い詰められたトランプはさらに、中国の武漢ウイルス研究所が感染源だと主張し、中国にその賠償を求めるとしています。また、中国が保有する米国債を踏み倒す案も出てきています。
中国側がその事実を知っていたとしてもそれを公表することはありえませんから、米国側がその証明をしなければいけません。
しかし、この証明は容易ではありません。
中国が故意ないしは過失で新型コロナウイルスを流出したという科学的な因果関係の証明は不可能ですから、公害訴訟などでおこなわれる、いわゆる疫学的証明しかできません。
科学的な100%の証明ではなく、10中8.9といった蓋然性の証明しかできないということです。
その疫学的証明の状況証拠は、最高レベルのBSL-4の研究所である武漢ウイルス研究所が武漢にあり、BSL-2の武漢疾病予防管理センターが最初に感染が確認された海鮮市場の300mという近くに位置することだけです。
しかし、これだけの状況証拠をもって、武官のウイルス研究所からウイルスが流出したと10中8、9と推測するのは弱いと思います。
反証としてあげられるのは以下のようなものでしょう。
新型コロナウイルスが人工的につくられたものでないことはゲノム解析で科学的にほぼ100%証明されているようです。
そのため、武漢研究所から流出したというには、研究所が新型コロナのサンプルを自然界で見つけていた必要があります。
確かに、研究所は野生のコウモリを捕獲することが多いでしょう。
しかし、その中から人間に感染する可能性がある新種のコロナウイルスを発見する確率は宝くじを買うようなものでしょう。
たとえ、その宝くじをひいたとしても、そのウイルスが研究所外に流出するには研究所の所員に感染する必要がある。
その可能性もかなり低いでしょう。
まず、コウモリのウイルスが、中間宿主なしに人間に感染する確率は非常に低いとされています。
そのうえで、コウモリの捕獲員は厳重な防御をした上で捕獲にあたります。そして捕獲されたウイルスはその場で冷凍保存されるため感染力を失います。
研究所内で新種のウイルスはバイオハザードと書かれた扉の部屋で厳重に管理されます。
そこで感染する確率も低いでしょう。
中間宿主から直接、感染率の高い変異したウイルスを発見するのはもっと困難。
中間宿主を発見するためには、すべての生き物が対象になる。
新型コロナウイルスの「中間宿主」はセンザンコウの可能性が指摘されているがエビデンスはまだない。
そして、その中間宿主から簡単に人間に感染するわけでもない。ウイルスの変異は、時間がかかる。
ウイルスの遺伝子は、人間と接点が多い動物の間を長期的に行き来するなかで、人間への感染力を持つ突然変異をする。
研究所の実験室でそれを実現することは極めて困難でしょう。
センザンコウは世界的に乱獲されて絶滅が危惧されている動物であるが、中国では乱獲によりほぼ絶滅しているという。
そして、需要が多い国は中国とベトナムだが、ベトナムでは新コロナの死者はゼロである。
センザンコウは遺伝子解析で中間宿主である可能性が指摘されているだけで、中間宿主とは断定できていない。
コウモリから新種のウイルスが発見されたとしてもその中間宿主を特定するのは困難です。
それなのに、武漢研究所の研究員が、コウモリからではなく、直接、中間宿主にいるコウモリ由来の新種のウイルスを発見できたという可能性はほとんどないといっていいでしょう。
そのような低い確率を積み重ねをクリアして、武漢研究所員がウイルスを発見し、感染したという確率より、研究員以外の全人類のだれかが、まだ特定されていないある特定の中間宿主から感染したというシンプルな感染ルートのほうが、はるかに確率が高いと思います。

疫学的証明は確率的にしか証明できませんが、確率でいえば、個人的にはイギリスやアメリカ、オーストラリアあたりがあやしいと思います。
新型コロナはゲノム解析により3つのタイプがあるとされています。
コウモリ→中間宿主→7代目新型コロナウイルスA型→B型→C型という形で進化しているようです。
A型はアメリカやイギリス、オーストラリアなどの英語圏のゲルマン系白人の感染者が多いウイルスです。
B型は中国や韓国や日本の初期の感染者に多いウイルスです。毒性はあまり強くありません。
C型は南欧などラテン系を中心に広がったウイルスです。毒性はもっとも強い。

このブログでは新コロナウイルスパニックの初期段階から、アメリカやイギリスの人的被害がいずれ、中国やイラン、イタリアより被害が大きくなると推測していましたが、実際、それは現実化しつつあります。

あくまで状況証拠に基づく疫学的な推論にすぎませんが、以下はウイルス伝搬の方向性などの研究結果を参照にした私なりのストーリーです。
最初の感染源はイギリス(オーストラリア、NZの可能性も)だと思います。
まず、イギリスから、A型の新コロナウイルスが米国に感染が拡大しました。
次に武漢でおこなわれたミリタリーオリンピックで米国兵により武漢にA型ウイルスが持ち込まれました。そして、大会が終わり、アジアを中心に変異したB型ウイルスの感染が拡大しました。そこで初めて新型コロナウイルスが人類に認知されます。
しかし、そのウイルスの毒性は低く、アジア諸国は早期にその封じ込めに成功しました。
もっとも、武漢でB型に感染した米国兵などの白人が欧米に持ち帰ったウイルスはC型に変異した。
そのC型が、イースター連休の旅行で、イギリスや米国からイタリアやスペイン、フランスなどを中心にした世界に感染が拡大したのではと推測します。
イギリスや米国のイースター休暇で人気のある旅行先(南欧など)の感染拡大が大きいのが状況証拠です。
米国でもA型の多い西海岸側の被害は軽微で、欧州から渡来の多い東海岸にC型が多く被害が拡大しています。
また、A型やB型自体は何年も前から感染はすでに拡大していて人類は免疫をもっていたというシナリオもありえます。
それがC型に突然変異して毒性が高まり被害が拡大したのだというストーリーです。
C型こそが新型8代目コロナウイルスで、多くの人類はそれに対抗できる免疫をもっていなかった。特にいままでA型やB型の感染が少なかったラテン系や黒人の間で被害が大きくなった。しかしA型やB型に感染し免疫をもっていたゲルマン系白人やアジア人はある程度C型にも強かった。

結局、科学的に証明されていることは少ないです。
武漢研究所が人工ウイルスを作成していたことは、科学的にほぼ否定されています。それでも、それを中国が作成できてたとしたら、中国の技術力は西洋の科学者のはるか上にいっていることになります。
武漢研究所が、故意に流出させる可能性も極めて低いでしょう。そういうテロをするなら、他国ないしは武漢以外の国内ですると考えるのが合理的です。アメリカのお家芸である偽旗作戦を中国がカモフラージュのためにした可能性もゼロではありませんが。
以前、パンデミックテロというブラックスワンという記事で、人々が外出を避けるようなことになれば、個人消費は停滞して景気はリセッション入りし、株式バブルも崩壊すると書いたことがありました。
パンデミック・テロというブラックスワン
陰謀論的に中国が故意に米国バブル経済崩壊を狙ってパンデミックテロで攻撃するとしたら、直接、米国本土を攻撃するでしょう。
なお、今回の新コロナパニックでパンデミックテロはホワイトスワンになりました。パニックを引き起こすことが容易であると証明されたからです。今後、新型コロナよりももっと毒性の高いウイルスによるテロ攻撃の蓋然性は高まりました。

故意でないにしろ過失で武漢研究所がウイルスを流出した可能性が低いのは上記の通りです。



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[ 2020/05/01 04:41 ] おすすめ | TB(0) | CM(0)
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