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政府預金が飛び出すのを待っている


政府預金が飛び出すのを待っている

3月から増加傾向にあった米マネーサプライが落ち着きを取り戻しつつある。
3か月で25%のM1上昇は大きな変化だが、この要因は危機対応でのFRBによる資産買入れであろう。

シーゲル教授は、こうした流動性の急拡大を見て、流動性相場の継続・加速を予測してきた。
この根拠となった流動性の指標、M1・M2に安定化の兆しが見えている。
しかし、だから流動性の増勢が終わるわけではない。

もう1つの金融総量、財務省のFRBへの預け金を見てみると、1.3兆ドルに達している。
歴史上の水準の4倍多くなっている。
スティーブ・ムニューチン財務長官は『このお金を配るのを待っている』と言っている。
1.5兆ドルが財務省の口座から民間の口座に送られる。

政府預金の増勢が続いているのは、真水の財政政策のために米政府が資金調達を進めているからだ。
政府が借りたお金がFRBに預けられ、これが出番を待っている。
1.5兆ドルとは、米GDPの7%超にあたる。
これが民間に配られる。
今年は選挙の年だから、さらに財政政策が打たれる可能性もある。

シーゲル教授は、巨大な財政資金があっという間に配られる状況をよく理解すべきと指摘する。
また、ジェローム・パウエルFRB議長の言葉を心に留めるべきという。

『利上げを考えることを考えもしていない。』
何年も引用されることになるだろう。
大局の中でこれは何を意味するのか?・・・
FRBは短期金利をとてもとても低く維持するだろう。

雇用は株式市場のようにすぐには回復しない。
長い長い時間をかけて回復していくものだ。
つまり、よほどのインフレにならない限り、FRBは金融引き締めには転じられないだろう。
過去数十年の米国の景気後退のほとんどは金融引き締めが引き金を引いてきた。
今回そのブレーキはなかなかかからない。



M2の増加安定に伴い、金市場もほぼ横ばい状態が続いています。
しかし、1.5兆ドルの実弾が民間に投入されるとM2は一気に上昇するでしょう。
消費は弱く、企業の設備投資の回復は弱いので、あぶれたじゃぶじゃぶのマネーが金市場に大量に流入することが予測されます。
選挙に向けた第3四半期のV字回復を演出するため、そろそろ実弾射撃が始まるでしょう。


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[ 2020/06/18 11:42 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
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