このところ長期金利上昇で金は非常に弱いです
あとづけ解釈で金に弱気な意見を言う人が激増しています。
その理由はいろいろありますがメインは長期金利上昇です。
ちなみに仮想通貨バブルはほとんど関係ないでしょう。
機関投資家やファンドマネージャーが買いあおってきましたが、結局、買い手の主体は弱小個人投機家であったことが判明しています。
いずれバブルがはじけるでしょう。
金利上昇は特に米国30年債の金利上昇ペースが早かったです、
イールドカーブがスティープ化しています。
しかし、ここにきて長期金利の急騰にブレーキがかかり、そのぶん5年債の金利の上昇がめだってきました。
イールドカーブのフラット化です。
これで金価格も下げ止まっています。
10年債の金利が上昇してもイールドカーブがフラット化すればそれは景気の悪化を予想するので金価格にはプラスです。
5年債が0.75を超えると今の株や仮想通貨などのリスク資産バブルは維持できないとのニュースもありました。
この報道の0.75という数字はアンカリング効果になると思います。
目が離せない米5年債利回り、メルトダウン警戒ライン0.75%-みずほ相場のテーマは短期にコロコロかわっています。
株や仮想通貨からコモディティ、とくにメタルにマネーが流れ始めると思います。
ついにインフレ加速が現実化してきたからです。
米国の実体経済は弱い。
1月はコロナのバラマキで個人消費はかさ上げされましたが、重要な雇用はほとんど回復していません。
失業保険申請数の4週平均値は高いところで横ばい状態です。
しかし、インフレ関係の指数は上昇してきました。
すなわちスタグフレーションです。
金はもうしばらく辛抱ですが、銅や原油などのコモディティがあがりインフレ期待が上昇します。
実体経済の回復は弱く、FRBは株バブル維持のために名目金利の上昇にブレーキをかけるはずです。
そうすれば実質金利は下がります。
そしていまのリスクオンの空気が怪しいという市場コンセンサスがでてくると、仮想通貨や株が売られ金が上昇を再開すると思います。
でもアメリカはコロナで1100兆円使いますよね。でも結局、最終的にはゴールドマンとかそういう人たちの懐に金が入って終わりなんですよw今や世界中スタグフレーションです。
僕も金は欲しいですが、今は金がないので買えませんね。残念ながら。