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世界経済の光と影。強さが衰えない中国、回復しないアメリカ


メディアの論調に反するようにアメリカの景気回復の力が落ちてきています。年後半から来年にかけて失速する危険性があります。

泣きっ面に蜂で、干ばつやら飛行機事故やら鉄道事故でさんざんです。
シェールオイルの輸送は鉄道輸送がメインですが、カナダの事故は大惨事(死者は50人を超える見通し)になりました。
しかし、死者2人のアシアナ航空の事故をメディアは大々的にとりあげ、この大惨事を覆い隠そうとしています。
死者数での単純比較はあってはいけないともいえますが、報道の軽重のいち資料になります。
シェールブームは実体の裏付けが乏しい演出されたものですので、それに水を差すような報道はアメリカにとって好ましくないようです。
シェールは水質汚染や地震以外にも問題があることが今回露呈しました。
カナダの列車事故、石油輸送への影響は
カナダ列車事故 原油10万リットル北米の幹線水脈に流出
補助金でなんとかしていますが、掘った穴が2年で枯れるので、どんどん次の穴をほって、どんどんを水を運んできていれないといけません。結局はコスト面でビジネス的に成立しないものだと思われます。
いくら埋蔵量があってもメタンハイドレートと同じで採算があわなければ意味がありません。月にいくらでも鉱物があるとかいっているのと同じです。

干ばつも酷いです。
droughtmonitor
アメリカは地下水が枯渇し、農業生産のダメージを受けると思われます。
世界の小麦の生産量は落ちています。エジプトは世界最大の小麦輸入国です。
食糧不足による政情不安とインフレ化はこれからますます進むと思われます。

一方、こちらもメディアの論調に反するかのように中国経済は高い成長率を維持しています。
IMFは中国経済が失速する可能性が低いとの見方を示しました。
日本の日立などの関係者も中国国内の需要の強さを指摘しています。
テマセクが太鼓判を推したことで、一連の中国の金融不安は後退しました。
そもそも単なる流動性危機で大騒ぎしすぎました。中国のバブルがはじけるというのは20年前から定期的に盛り上がるテーマですが、日本の国債危機やアメリカのドル崩壊とちがって、現実味のない問題だと思われます。
中国の地方のバブルが喧伝されていますが、バブルというのはインフラの整備が終わり、物やサービスの供給が行き渡った成熟社会の先進国で起こるものです。
中国の経済の強さは、内需の強さです。輸出ばかり注目されますが、これからは内需にシフトしていくと思われます。
まだまだ生活水準が低い中国では需要がいくらでもあります。一部で不要な建物などができる不効率性や価格の不均衡が発生しても、それをもって中国経済全体がバブル化していてそれが破裂すると主張するのは単なる中国嫌いのナショナリストの妄想でしょう。
中国はまだまだ財政余力もありますし、一党独裁のため、トップダウンによる規制で市場もコントロールできます。
鉄だけでなく、銅の輸入もまだまだ底堅いものがあります。
輸出や輸入が低調ですが、それは日本から部品の輸入が減って、その分の完成品の輸出が減っていることを意味します。
日本のナショナリストは中国の輸出減を喜んでいますが、自国の経済のマイナス面を無視しています。
結局、輸出も減っていますが、輸入も減っているので、経常黒字は強いままです。
成長余力のある新興国で内需が強いなら経常黒字は好材料です。これは元高、ドル安圧力になります。
中国は輸出や輸入が衰えても自国内のブロック経済で成長できるだけの巨大な市場があります。
また、中国のタイトガスは、日本のメタンハイドレートやアメリカのシェールと違って、将来十分、実用的なものになりえます。技術的、コスト面でのハードルが低いです。
焦点:中国のエネルギー革命、非在来型「タイトガス」が主役に

これから中国はアメリカへの輸出で稼いできた大量のドルを使い、世界中の資源や知的財産の買い占めを加速していくと思われます。CICとSAFEの競争も激化します。それが世界中のインフレを増長させ、最終的には構造的にデフレ化にある先進国も巻き込まれます。
地球の資源に限りがあるかぎり、新興国や発展途上国の生活水準と先進国の生活水準は収斂していきます。
そのため、インフレは先進国の生活水準を低下させます。
もっとも大きな生活水準の低価を余儀なくされるのはもちろん、世界中の化石燃料や水を独り占めして大量に浪費するアメリカ国民です。そのため、アメリカは今後移民が急減し、出生率が低下し、人口動態が悪化することが予想されます。


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[ 2013/07/11 12:43 ] おすすめ | TB(0) | CM(0)
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