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金を買う理由 先進国と新興国のデカップリング論


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水野和夫教授は、著書で、新興国インフレと先進国デフレついて述べています。
先進国は「利子率革命」が起こり、成長が止まりデフレ不況になります。
これは構造的なもので不可塑的なものです。
その不況を先送りしてごまかすのが、金融政策による「バブルの大きな物語」です。

先進国のバブルの物語のため、大量のマネーが新興国に流れ込みます。
これはインフレを生みます。
そしてバブルが定期的に弾けると、そのマネーが先進国に逆流し(キャリー・トレードの巻き戻し)、新興国の通貨は暴落します。
インフレ・ヘッジと自国通貨安のヘッジのために、新興国の中央銀行や庶民は、金が必要なのです。

また、新興国は先進国ほど銀行が整備されていません。
医療保険、年金、失業保険といったセーフティネットも不十分です。
新興国では、金は通貨危機や急激なインフレから生活を守るセーフティネットの役割も果たしています。

一方、先進国はインフレや通貨危機の心配が新興国に比べるとあまりないです。
先進国で金が買われる理由は理由は、投機バブルが大きいと思います。
中央銀行がジャブジャブにマネーを刷って金に短期の投機マネーが流れてくるのです。
中央銀行がジャブジャブマネーを刷るには、景気が悪いこと(景気が悪いとデフレのことが多いです)と、インフレ懸念がないことが条件になります。
先進国では、金は逆説的にデフレのほうが買われるといえます。

このように先進国では平時にインフレの心配が少ないのですが、バブルの物語にはいつか終わりが来ます。
そのブラックスワンが現れたとき、先進国は新興国が受けるダメージより数倍の破壊力を持つハイパーインフレや通貨安に直面します。
その有事には、金は先進国でもインフレ・ヘッジや通貨安のヘッジの役割を果たすと思います。


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[ 2013/04/23 19:01 ] おすすめ | TB(0) | CM(0)
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