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ドルキャリー・トレード再開の兆し


今週30~31日のFOMCで政策金利に関するフォワード・ガイダンスの変更の可能性があります
ドルキャリートレードは、金利の低い通貨で調達(借り入れ)した資金を、新興国や資源国(欧州も含む)などの高金利通貨、株式、債券、コモディティ等で運用する取引です。
低金利政策が継続するかぎり、ドルキャリートレードはリスクの低い投資になります。
中央銀行が期間を定めて金利を上げないことを確約することは(暗黙でもOK)、ドルキャリー・トレードを促進します。
ドルキャリートレードより、ドルは売られることになりますが、所得収支をプラスにして経常収支の赤字を軽減します。
新興国通貨が大幅に下落している今現在、為替リスクも限定されます。
また、新興国経済は底入れしたようです。
中国の実体経済は日本の報道によればいまにも底抜けしそうな感じですが、各種のデータを見る限り底堅いようです。
小売売り上げ、固定資産投資、鉄生産、鉄鋼石輸入、銅輸入、原油消費量、貨物輸送量、発電量など、すべて右肩上がりで未だに劣えはありません。雇用も安定しています。土地市場もまた過熱感がでてきています。
コマツ、日立など中国依存度の高い日本メーカーも中国は底入れしたとしています。
構造的に不況の泥沼に陥っている日米欧の先進国と異なり、新興国の不況は正常な景気循環の一時的な停滞だと思われます。これから新興国は中国が牽引して再び成長路線のトレンドに戻るようです。
一方、アメリカは、国債の利回り上昇で住宅ローンの金利が上がっています。
そのためREIT価格は大幅に下落してます。反発も弱く、底抜けの危険性がでてきています。住宅建設のための木材価格も大幅に下落しています(アメリカの住宅も意外と日本と同じで木造が多い)。
不動産市場は金融緩和縮小に向かうと捉えているようです。
不動産市場の崩壊を防ぐために、金融緩和を継続する必要があります。
もっとも量的緩和に効果はなく、弊害のほうが大きいのでそれを縮小する必要があります。
そこで、量的緩和縮小と低金利政策は違うことをより強く明確に市場にアナウンスする必要があります。
そのため、フォワードガイダンスにより利上げの条件を変更し、その時期を実質的に先延ばしにする可能性がでてきました。
ドルキャリー・トレードが再開すれば、ドル安トレンドが続くので金価格はほぼ確実に上昇が期待できます。
さらに、ドル・キャリーの過剰流動性投機マネーが再び、金相場に流れてくることも期待できます。
また、低金利自体も金利を生まない金にとって短期的にはプラスです。


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[ 2013/07/29 18:21 ] 市況 | TB(0) | CM(0)
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