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迫られるFRBのGDP成長率予想の下方修正


FRBの予想するアメリカの2013年度・実質GDP成長率の見通しは2.3~2.5%です。
ところが、アメリカのGDPは、第1四半期+1.1%、第2四半期+1.7%と低調です。
第2四半期のGDPは速報値ですが、6月の卸売在庫が予想外の大幅減少であったため、今後下方修正される可能性が高いです。
下半期に相当の巻き返しがないと、FRBの通期目標の達成は難しいと思われます。
その下半期の巻き返しのスタートになる7月の小売売り上げは低調でした。
猛暑やガソリン高の特需があったにもかかわらず、市場予想の+0.3%を下回る+0.2%という低い数字でした。インフレ調整すればマイナスです。
改めてアメリカの実体経済が弱いことが確認できました。
ゆるやかな回復などしておらず、着実に下降していることがわかります。
金利上昇によりローンの金利が上昇しています。
そのため、金利上昇前の駆け込み需要があった自動車販売の反動がでてきているようです。
ピックアップトラックなど燃費の悪い自動車の販売に力をいれていたのも、原油高によってマイナスになってきています。
おなじく、ローンで購入される住宅の販売が今後、駆け込み需要の反動を受けることが予想されます。住宅投資は第2四半期のGDP成長率に寄与しましたが、それがそのまま削ぎ落とされるかたちになる可能性があります。
そもそも、サブプライム・ローンのときに過剰に建設された住宅は残ったままです。供給過剰の住宅市場の投機バブルがいつまでも続くことはありえないです。下落が続くRETIもそろそろ底を抜けそうです。REITが崩れれば実物不動産市場が崩れ、そうなるとほぼ確実に株式相場のバブルも終了します。株式相場が崩れれば金相場にジャブジャブの投機マネーが避難してきます。

このままいくとFRBは9月のFOMCで経済見通しの変更をせざるを得ないと思います。年間予想ですから、これから先に見通しの変更を先送りにすることは厳しいでしょう。GDP予想の下方修正と合わせて、景気が回復しているので量的緩和縮小というのは矛盾しているので説得力を欠きます。
FRBは議長、副議長、NY連銀総裁は一枚岩です。一方、かならず、プロレスの悪役担当のタカ派の議員がいてバランスをとっています。FOMCは出来レースで、その他の中間派の連銀総裁も結局はFRB議長の判断(政府や資本家)に従っているのが実情だと思いますが、形式的には彼らの票がFOMCの決定を左右することになっています。そのなかでロックハート総裁はハト派ではありますが、比較的中立的な立場です。重大なFOMCの直前におけるロックハートの発言は、FOMCの決定を予想させる有力な判断材料になります。
そのロックハートが「9月に量的緩和第3弾(QE3)縮小を決定する十分なデータがそろっていない」と発言しています。
金相場は実物市場だけでなく、ペーパーゴールドの投機市場でも需給がひっ迫してきています。量的緩和の縮小ネタを使ったFRBの市場コントロール政策や投機筋の仕掛けにも耐性がついてきたと思います。逆に強かった株式市場はまだまだQE縮小を織り込んでいないようで弱さが目立ってきました。
株からコモディティへのマネーのシフトを期待したいと思います。


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[ 2013/08/14 12:54 ] ニュース | TB(0) | CM(0)
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