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FOMCと金相場


金は朝から急落しています。
1300近辺ではアジアの実需筋の現物買いが旺盛になるといわれていましたが、とりあえずは止まった感じです。ズルズルとはいかず、このあたりは買いが強いです。
ただ、実需買いなので積極的に高値に釣り上げてくることはありません、FOMCの内容いかんでは、投機筋に売り仕掛けをくらいさらに下落する可能性もあります。投機筋が買い手として戻ってくるようなインパクトがないと今の下げトレンドは変えられないと思います。

HSBCは、9月12日付のリポートで、2013年の金価格見通しを1オンス=1446ドルとし、従来予想の1396ドルから上方修正し、2014年見通しは1453ドルに据え置いています。特に中国からの宝飾品、コイン、延べ棒の実需が相場を下支えているとしています。
これから先の攻防は実需と産金コストで下値を支える展開になります。

FOMCの争点は
・QE縮小の有無
・縮小があったときはその規模
・QEの配分(国債、MBS)
・フォワード・ガイダンス
・GDP成長率の下方修正

目先の投機的な動きで重要なのは最初の3つですが、中長期なトレンドで重要なのは最後の2つです。
フォワード・ガイダンスは、マイケル・ウッドフォード(経済学者のほう)の影響もあって、イングランド中央銀行やECBも導入するなど大流行しています。
しかし、最近ではイングランド中央銀行の関係者やBISがその効果に否定的な見解も述べています。
もっとも、フォワードガイダンスに積極的なイエレンがFRB議長候補濃厚になったことで導入してくることが考えられます。フォワードガイダンスによりドルキャリートレードが復活すれば、ドル安になって金の支援になります。
GDP成長率の下方修正で現実的に1.7~1.8程度の数字になれば、このまま株価が上昇していくシナリオにも暗雲が立ち込めます。そうすれば、投機マネーは金に少しずつ戻ってくると思います。
また、過去のパターンからすると、QEが打ち切られると、QE終了の思惑で売られていたのが、材料出尽くしで逆に買い戻される傾向があります。これは債券や金にあてはまります。
債券が買い戻されると、実質金利が下がりますし、投機マネーが株から債券に流れるので、目先の金価格の動きにはプラスです。もっとも、金利上昇したほうが長期的にはアメリカへのダメージになり金にはプラスです。
ディトレードやスィングトレードなど短期狙いの投機をしている人は別に金先物や金オプションにこだわらず、無難にFXや株をしたほうがいいと思います。もっとも、そのような人はこれからいろいろな情報が伝わるたびにボラが大きくなりそうなのでスリルがあっていいのかもしれません。
しかし、真摯に金投資をしている人はできるだけ、金の情報やチャートを遮断して、放置する忍耐が必要です。数ヶ月単位、最悪なら数年単位の我慢になる可能性も覚悟したほうがいいのかもしれません。


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[ 2013/09/18 10:17 ] 市況 | TB(0) | CM(0)
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