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BullionVault

再びリスクオフか?


相場全体の空気が変わったのが一夜にして暗転しました。
ブラードが指標次第で10月の緩和縮小もありうると発言したからです。
持続的な景気回復の確認が必要なことや記者会見が予定されていないことから10月の緩和縮小はなく、やるなら12月だろうという市場の空気を吹き飛ばしました。
3ヶ月の猶予期間が半減した形です。
金はFOMC後の上昇の半分以上を失い。株やコモディティ、新興国関連の資産などはその上げのほとんどを失いました。
QE絡みのネタでは金はリスク資産扱いされますから、独歩高は難しいです。
金は原油やコモディティが売られるのと合わせて売られました。ユーロの押しが小さく、そのため金は他よりもねばりをみせて相対的に強さを見せましたが、最後はその力もうしなわれて崩されました。これでFOMC後の上昇の勢いはそがれました。短期上昇トレンド転換は残念ながら3日天下にすらならなかったのかもしれません。
来週以降も厳しい流れは継続ですが、下降トレンドになったわけでもなく、ヨコヨコに推移する可能性があります。なにか外部のニュースに大きく反応する神経質な相場になりました。

ブラードは中立的な立場ですが、投票権のあるFOMCメンバーのなかではジョージの次にタカ派といえます。
QE縮小先送りでバブル全開になったので釘をさしたのでしょうか?
それとも金利上昇への懸念がQE縮小先送りの理由の一つでありながら、リスクオンで株が買われて債券が売られて金利が上昇してきたので、株の上昇を殺して債券市場にマネーを還流させようとしたのでしょうか?

ブラード自身は10月の緩和縮小の可能性はそうなるとは決まったわけではないと前提した上で可能性として語っているだけです。
そして、現在、FRBは景気が回復しているとも認識していないし、これから下半期に回復すると予想もしてない、そのために縮小に踏み切らななかったと言ってます。外のアナウンスは別としてFRBが相当景気に疑心暗鬼になっているのがわかります。
また、ブラード自身はデフレ傾向を懸念しているメンバーであり、それが収まらないかぎり、縮小には賛成できないとして他のメンバーより更に条件をつけているため縮小賛成へのハードルは高いといえます。
もっとも、今回の先送りの決定は、かなり、ボーダーライン上での決定であったことも認めています。
それが嫌気されて、ことさら10月縮小の可能性の部分だけが切り取られ強調されて報道されたのだと思います。

結局、QE縮小も拡大も経済指標次第という従来のFRBの考えが更に市場に強く認知されるだけになりました。
QE縮小ネタはひとまず休戦で、債務上限の話題に集中というわけにはいかなくなりました。
この2つが並行して相場の注目を集めると思います。
そして経済指標にさらに注目があつまるようになりました。
最近の景気指標を見る限り、7月に下降していた景気動向が8月から少し上向いてきたようにもみえます。
ただ、あくまで中長期なアメリカの景気が下降トレンドのままであることは変わりません。
短期の金価格はやはり投機筋の影響が強いです。
かれらのセンチメントを決めるのもアメリカの景気次第です。
なお、ドイツとベネズエラにつづいて、ポーランド、フィンランドもゴールドを海外から自国に返還させる決定をしたようです。


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[ 2013/09/21 07:29 ] 市況 | TB(0) | CM(0)
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