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ライク・ア・ハリケーン


アメリカの政情不安定化はハリケーンの様相を呈してきました。
お互い、一歩も譲らない姿勢です。
一部譲歩して相手のメンツをたてて、落とし所を探すつもりはないようです。
右派の共和党は軍産複合体から支持を受けています。そのため、退役軍人や予備役軍人の年金や給与、そして国立公園の暫定予算だけは他の予算と切り離して、通したいところですが、民主党はこれを拒否。退役軍人らの年金を人質にして、オバマケアへの予算を含む全部一括した予算案を通すことを要求しています。
両党から、妥協策を提示して、問題を解決しようとするグループもでてきてはいます。
下院民主党の一部グループは、医療保険改革法に盛り込まれている医療機器への課税の撤廃を受け入れる譲歩を表明しました。しかし、それはオバマケアの財源の根幹をなすものです。そのため、民主党のリード上院院内総務はこれを一蹴しています。
また、共和党の穏健派が条件無しの暫定予算案に賛成する姿勢を見せていますが、共和党がバラバラになることを恐れるベイナー議長は、条件なしの暫定予算案を採決にかけることを拒否しています。
2011年の債務上限引き上げのときとは明らかに違います。
あのときも解決したから今回も大丈夫だろうと、相違点に目をつぶった思考停止ぎみの市場関係者の多くが、根拠のない希望的観測をしています。過去の延長に未来があるわけでないというタレブの批判が彼らには当てはまります。もっとも、その希望的観測のため、株価は底堅い動きをしています。さすがはオプティミストでポジティブ・シンキングの国アメリカです。金は目先ではユーロドルとダウ先に連動して動いています。単独で買いが進むようなことはなく、市場関係者の楽観度の強弱に合わせて売買されているようです。
この楽観度がいつまで続くかわかりませんが、それが崩れたときに金価格は大きく跳ね上がる可能性があります。

2011年のときは、与野党が財政赤字削減に取り組む特別委員会を立ち上げる先送り策で問題を切り抜けました。結局、この特別委員会は赤字削減策を策定できず失敗に終わりました。その先送りの結果が今にあるわけです。2011年も切り抜けたから今回も大丈夫といいますが、2011年の問題は切り抜けたわけでなく先送りされただけでそれが原因になっていまに至っているのです。
今回も先送りにするのがもっと現実的な解決のシナリオのようです。役たたずに終わった特別委員会に箔をつけ常設にするのではと、ロイターでは報道されています。
その委員会の設置の折衝は時間がかかると思います。そのため、最終的に政府閉鎖も債務上限も解決できたとしても、政府閉鎖は長期間続きます。これは着実に実体経済に影響を与えます。そのため、年内と来年早々のQE縮小はほぼ消えたと思われます。
それを折り込みはじめると、投機筋の金ショートの買い戻しが始まると思います。そして、トレンドがハッキリ上向けは投機筋の買いもはいってくると思われます。今はまったく織り込んでいないので、リスクを負える人は買い始めるのもありかもしれません。
ドル売りでインドルピーも復活してきました。インドルピー高になれば、ルピー建ての金価格は下がり、需要が増えます。これから年末にかけてインドの金需要が旺盛なシーズンです。夏場のルピー安と輸入規制の反動からインドの金需要が急増加しそうで期待できます。

オフショア人民元も調整が終わり上昇を再開しました。過去最高値更新に接近しています。

なお、政府閉鎖でも国立ハリケーンセンターのHPはやっているようです。
久々に、メキシコ湾の油田を直撃しそうなハリケーンが発生しそうです
国立ハリケーンセンター
メキシコ湾油田
原油価格も調整が終わり、そろそろ上昇を再開しそうです。サウジの目一杯の増産でギリギリ需給のバランスをとっている状態なので、すこしでも供給不安のニュースがあれば、原油価格は投機筋の動向関係なく、普通に実需で上がります。
NEIL YOUNG  Like A Hurrican


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[ 2013/10/04 13:52 ] ニュース | TB(0) | CM(0)
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