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BullionVault

米企業決算が暗示する金融相場継続


米IBM 株が一時2年ぶり安値、売上高さえず成長不安広がる
IBMはダウ構成銘柄のエースです。安定して収益を増加させて右肩上がりに成長してきました。
不振だったPC部門は中国のレノボに売り飛ばした後、IBMはソフトに特化していました。しかし、そのソフトの成長に限界がきたようです。
JPモルガンは、「ソフトウエアはIBMの成長エンジンで、投資家が同社株を保有する主な理由の1つだった。だが、エンジンは失速した可能性があり、より幅広いソフト市場を上回る成長はもはや望めないようだ」と分析しています。

米IBMはダウ構成銘柄のなかでは高い構成シェアがあるため、その株価は、ダウ指数に大きく影響します。ダウ指数に影響があるということで、アメリカの株価全体への影響、そして世界全体の株価に波及してきます。
ダウ構成シェア(三菱モルガン・スタンレー証券)


同じく、構成銘柄上位のGSの決算もパッとしませんでした。株価下落に対して株主をなだめるために配当は増やしているようですが。
また、ボーイングも新型の787でトラブルが続発しています。JALもエアバスを導入することを決定するなど、世界中でボーイングからエアバスへのシフトが始まっています。これは日本メーカーにとっても危機的状況です。

世界最大の小売企業であるウォルマートも国内の業績だけでなく、中国やブラジルなど新興国進出で苦戦しています。日本進出も失敗したようにサービス産業はその地元の企業にどうしても優位性があります。

電子商取引のeBAYもここに来て成長が頭打ちになってきました。冴えない収益見通しで苦戦しています。
店舗型にしろネット販売にしろ、アメリカの小売業界は格差拡大を起因とする個人消費低迷に苦戦しているようです。この傾向はアメリカの構造的な問題であり、不可逆的に今後悪化すると思われます。

米医療保険大手のユナイテッドヘルスも収益見通しを慎重にしていることから、IBM同様大きく売られています。
個別の企業が冴えない以上、業績相場へのシフトは厳しく、金融相場を継続するしかありません。ドルの減価が進むなか、株まで暴落してしまうとアメリカの企業はすべて中国に買い占められてしまいます。
金融相場の継続のために、QE縮小を先送りする必要があります。そのため、市場ではメディアをつかっていっせいにQE先送りのメッセージを投資家に発信し始めています。
金融相場継続が明確になってきたため、今まで逆相関だった、株と債券、株と金が正の相関の動きになっています。もっとも、景気低迷のシグナルになっていえるため商品市況は苦戦しています。もっとも、今日の中国の重要指標の後に反発することが期待されます。
金は、①景気に敏感な商品(リスク資産)としての側面、②危機における安全資産としての側面、③ドル減価による金融相場におけるドルの代替通貨としての側面があり、市場のそのときのテーマによって注目される側面が変わります。今は③のドルの代替通貨としての側面が注目されつつあるようです。
GSなどの投資銀行の反撃がどこかで必ずあるはずで、予断を許さない状況ではありますが、これが持続して方向感(トレンド)がでてくれば、グローバルマクロやCTAのプログラム売買のトレンドフォロー型の買いが入ってくると思います。
投機マネーの流れが変われば、現物買いの上昇トレンド(これはマクロファンダメンタ的にみて上昇トレンドは固定的)と合流して金は一段高になると思います。


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[ 2013/10/18 09:06 ] ニュース | TB(0) | CM(0)
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