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インドの金需要、堅調


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2日にニューデリーを襲った豪雨で水浸しになった道を走る少年たち Reuters
昨年、中国では猛烈な勢いで金需要が増加しました。
その反動減で今年は少し勢いがありません。
もっとも、昨年、金輸入規制などもあって、中国に金消費1位の座を譲り渡したインドが輸入規制の一部緩和により息を吹き返しています。
インドの第一四半期の金宝飾品輸入は10%増と好調でした。
6月の金の輸入量は前年同月比65%増です。

昨年の中国の金輸入増を支えたのは欧米からの金ETFの流出ですが、この流出が今年は止まっていますので、今後、需給がタイトになって価格上昇圧力がかかってくると思います。
もっともインドも前半期の金輸入の急増の反動と、モディ新政権が予算成立時に公約であった金輸入関税の引下げを見合わせたことから、7月の金輸入は減少したようです。
ただ、1%程度の関税の引下げはやるようです。
India slashes Import Tariff Value of Gold by 1%

また、今年、インドは雨季の雨量が少ないことが予想されています。
雨は農業の生産高を左右します。
インドは農業国です。
農用地面積は、国土面積の半分を占めています。その全体の約4割がコメです。インドは、世界一の米輸出国です。
国民の半分が農民です。そしてこの農民が金を買っています。そのため、金需要にとってインドの雨量は非常に重要になってきます。
インド気象庁によると、現時点でモンスーンが北部一帯にもたらした雨量は平年を約6割下回っているそうです。
それでも、干ばつに強い品種のコメが登場したことで、今年のコメ生産量は昨年の1億5940万トンから1.2%減少するにとどまる見込みだそうです。
インドの農家に強い味方、干ばつに強い品種のコメが登場
また、当初予想されているたエルニーニョ現象の年内発生の可能性が低下したことで、想定よりも今年のインドの雨季の雨量は減らない可能性も高くなってきました。

インドは人口構成が若い国です。
人口ボーナスが大きいので、これからの成長が期待されています。将来的には中国を抜くと予想されています。
購買力平価基準では日本のGDPを既に抜いています。
インドは結婚式のときに金を買います。
この伝統は、ブッダの時代から延々と引き継がれてきたもので、西洋的価値観で簡単に捨て去ることができないものです。
インドの若者の結婚ラッシュがもうまもなくきます。
そのときになればインドの金需要が急増することは間違いありません。


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[ 2014/08/04 22:34 ] ニュース | TB(0) | CM(0)
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