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アイン・アル・アラブ攻防戦


シリアの要衝地域めぐりクルド人と「イスラム国」が激戦
イスラーム国はシリア内にあるトルコ国境付近のクルド人の街アイン・アル・アラブ(クルド名称コバニ、コバネ)陥落を目指して攻勢を強めています。
先週以降、トルコに逃れたクルド系難民は14万人に上り、3年にわたるシリア内戦でもかつて見られなかったペースで拡大していると報道されています。
アイン・アル・アラブは、トルコにとっては目の上のたんこぶである要衝都市であり、ここをISISが陥落させることはトルコにとって本音は歓迎のはずです。
アメリカのシリア攻撃は第一次攻撃で、イラク空爆一ヶ月分に相当するミサイルを使用したとのことですが、効果はいまいちのようです。
アメリカはイスラーム国の首都であるラッカを攻撃しましたが、事前に空爆が近々あることが予想されていたため、奇襲効果はなく、ラッカはもぬけの殻だったようです。
主力はコバニ攻略に出払っていました。
コバニ周辺でも、アメリカ空軍と思われるイスラーム国に対する空爆があったようですが、アイン・アル・アラブ防衛隊のクルド人司令官はほとんど効果がないとThe Independentの電話インタビューで答えています。
米軍のトマホークやB1やラプターまで導入して大げさになされた空爆(もっともラプターはホラサンへの奇襲で使用したようです)で、イスラーム国の進軍がとまるかと思いましたが、どうもあまり勢いは止まっていないようです。戦闘員も更に増加しているようです。
一人ひとりを虱潰しに何億もするミサイルを使用していけば、いくらサウジなどにオイルマネーを献上させたアメリカでも財政が苦しくなってくると思います。
戦争は自国と関係のない戦争や、短期決戦なら株価にはプラスです。
8月の耐久財受注は、国防関連を除くと19.0%減です。このように目先では景気の底抜けを防いでくれます。
世界恐慌のあと、金融政策や普通の公共投資では立ち直らすことができなかったアメリカ経済は戦争という公共投資で回復し、大躍進をとげました。
もっとも戦争も、泥沼の長期戦になれば株価にはマイナスです。
オバマはイスラーム国を倒すには3年はかかるとしているそうです。クリントンごときでは民主党は勝てませんから、次の共和党の大統領がシリアとイラクへ地上軍を覇権することになると思います。
地上軍投入なしに3年でイスラーム国を倒すことはできないと思います。イスラーム国よりはアサドのほうがまだマシとアサドを裏で支援してもシリア政府軍では、イスラーム国は倒せません。地上軍を投入すれば財政の負担はさらに大きくなります。
もちろん、石油施設やトルコ行きのタンカートラックを攻撃することでイスラーム国の資金源を経つことはできます。ただ、それは民家人の多くを殺すことになるため、イスラーム国の対アメリカの聖戦の大義がますます高まることになります。経済的に、追い詰められれば、誘拐やテロなどなんでもしてくる危険性があります。
イラクのアバディ新首相はイスラーム国の戦闘員の捕虜の尋問(拷問?)から得た情報で、アメリカ、フランスの地下鉄への攻撃の可能性を警告しています。イスラーム国は日本の地下鉄サリン事件からヒントを得たのかもしれません。
イスラーム国弱体化のかぎを握るのはトルコでしょう。
また、イラクでもシーア派のイラク政権のアメリカへの不満がたかまっています。敵であるイスラーム国へのアメリカの空爆を批判しています。
もちろん、アメリカが支援するクルドではイスラーム国は倒せません。イラクは、イスラーム国の進撃で、ちょうど、クルド、シーア、スンニの3つの民族の居住地域で国が3分されたと思います。このままの状態を維持するのがイラクにとって一番平和ないい落とし所です。
結局、シリアでも圧倒的多数派のスンニ派の居住地域をイスラーム国が支配して、レバノン国境の小さい範囲をシリア内では少数派のシーア派(アラウィー派)のアサドが支配するといいうふうに分断するのがいいと思われます。


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[ 2014/09/25 21:54 ] ニュース | TB(0) | CM(0)
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