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プーチンが世界の新秩序構築を提案


プーチンが世界の新秩序構築を提案
ロシアのプーチン大統領は、国際社会に対して、紛争を防止するため、新たな世界秩序を構築するように呼びかけるとともに、今日の諸問題の責任は、主にアメリカにあると指摘したそうです。
アメリカは世界中で仮想敵国の周辺の安全保障を不安定にすることで、自らの軍事力のプレゼンスを示し、それによって自国経済の弱体化を補おうとしています。
旧ソ連圏のカラー革命、イスラム圏のアラブの春などは、アメリカとその支配者であるユダヤ資本家が敵対国の内政を不安定にするために、CIAやNGOなどを使って煽動したといわれています。これらは、建前の上では民主化運動ですが、その後、どの国家も内乱状態になって多数の犠牲者がでて経済が疲弊しています。
最近では香港のデモにもアメリカが煽動しているといわれています。
これに対して、プーチンはこのような一極支配は世界の安全保障を害するとして強く批判しています。
いままでロシアも我慢してきましたが、ウクライナの件で完全に堪忍袋の緒が切れたようです。米露の決裂は決定的で、冷戦の頃に逆戻りといっても過言ではありません。
プーチンは、名指しでストレートにアメリカとドル体制を批判するようになっています。

アメリカは、大量にドルを刷って、それを投資銀行経由で、その配下のヘッジファンドに供給しています。ヘッジファンドは供給されたドルを弾薬として、アメリカに敵対する国家の市場をショート攻撃しています。
ロシア、イラン、アルゼンチンなどの債券市場、株式市場、為替市場はボロボロに下落しています。ブラジルも反米的な左派のルセフが親米的で資本家寄りの右派候補を破って再選したことで、株式市場が攻撃を受けています。
ウクライナなどはロシアを離れて、欧米側についたことで、実体経済は破壊的ダメージを受けていますが、金融市場は、むしろ買い戻されています。ウクライナの庶民は苦しみますが、その一部の資本家は莫大な利益を得ています。
アメリカに敵対する国で、市場の強さを維持できているのは中国ぐらいでしょう。それは中国が米国債という切り札をもっているからだと思います。それでもリーマン・ショック後、一番株価が回復していないのは中国です。
このように、アメリカの一極支配は、世界の安全保障を不安定にするだけでなく、世界の金融市場を不安定にします。それは、持続的安定的長期的な経済成長の阻害原因となっています。
そのために、ロシアなどはドル離れを加速させています。ドルを準備通貨から外して金や人民元、ユーロなどの割合を増やす国が増加しています。自国通貨のショート攻撃に対する防御手段としては、いままでのようにドルの準備を増やすやりかたではなく、中国などと通貨スワップの締結する方法を選好するようになってきています。
貿易の決済もドルを介さず自国通貨同士で決済する貿易協定の締結を増加させています。
アメリカの敵対国市場への攻撃は、一時的にはドル高に誘導できますが、結局は基軸通貨としての寿命を減らすことになり、長い目でみれば自分のクビをしめることになると思います。

IMFが28日公表したデータによると、ロシアの9月の金準備は前月比37トン増えて1149トンで、6カ月連続の増加をしたそうです。
CIS諸国のアゼルバイジャンは4トン増の27トンで、2カ月連続の増加。カザフスタンは2.1トン増えて184トンです。
トルコは12トン増えて532トン増えています。
トルコはISとシリアへの対応を巡って欧米と距離を起き始めています。そうなると必然的に、イラン、イラクといった中東、そして、インド、中国、そしてロシアといった上海協力機構側に接近することになります。
ロシアやイランはシリアのアサド政権を支援していますから、ここがネックになりますが、エルドアンとアサドが電撃的に和解するようなことがあると、中東でのパワーバランスにパラダイムシフトが起こります。エルドアンとアサドは対イスラエルという点では共通の利害があります。
アメリカはトルコを失うと、イラクからのパイプラインのコースを塞がれることになります。シェールボーナスタイムは後数年で終わるので、イラク北部のクルドの油田からの原油輸送はアメリカの生命線です。
トルコを欧米側に取り込むために、アメリカはまた何かを仕掛けてくる可能性があります。


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[ 2014/10/29 17:12 ] 要人発言 | TB(0) | CM(0)
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