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日本は破綻するのか、通貨危機(円危機)のおそれ


金融危機は大雑把に分けると、銀行危機、国家債務危機、通貨危機、インフレ危機があります。
もちろん、これら4つは別々に分離しているものではなく、ひとつが起これば連鎖する可能性があるものです。
もっとも、日本に関しては、よくいわれる国債の金利急騰(国債暴落)による国家債務危機というのはおこりにくいと思います。
外貨建ての対外債務がほとんどないため、中央銀行による、量的緩和というデット・マネタイゼーション(中央銀行による財政赤字のファイナンス)が可能で、実際それを行っているからです。
そのための量的緩和でも、市中に流通する通貨が特別増えるわけでもありませんし、国内外で設備が余剰で供給過剰な現在の状況ではハイパーインフレとかの可能性も低いと思います。
しかし、日銀の量的緩和によるバランスシート拡大は、日銀の手形である円の相対的な信用性を確実に低下させます。
政権交替がないかぎり円安は不可避の一方通行(フリーフォール)でしょう。この円安に伴う輸入インフレで20%~30%のギャロッピング・インフレーションは容易におこりうると思います。歴史的にみてインフレ率が月40%に達するようなハイパーインフレーションは戦争のときなどの例外的なものですが、年20%以上の高インフレーションは頻繁におこっています。
この輸入インフレは、コストプッシュ・インフレですから、賃金所得の上昇を伴わないインフレです。国民の実質可処分所得が大幅に低下して個人消費は低迷して恐慌寸前の不況に陥ると思います。いわゆるスタグフレーションです。国民の生活水準が大きくダウンすることは避けられません。
円安が150円、200円と節目を突破してオーバーシュートしたフリーフォール状態が加速していくと、高インフレだけでなく、いよいよ国債が危なくなってくると思います。
日銀が無尽蔵に円を刷って国債を買い支えようとしても、それ以上に円安スピードが加速すれば、ヘッジファンドは為替差益というインセンティブがありますから、日本の国債先物市場に売り仕掛け(ショートアタック)をしてくる可能性が高まります。カイル・バスやジム・オニールが長年夢見た日本空売りです。
そして通貨切り下げと国債買い支えのチキンレースになると思います。

これからは、資産防衛のために、外貨資産や円建ての金などをポートフォリオに組み入れる必要があります。
各種手数料を考えると外貨預金はイマイチです。そもそもドルも安全とはいえません。
スワップ狙いのFXも、金利の高い新興国の通貨は、インフレ率が高く下落圧力が大きいです。不安定で、円以上に暴落する危険があります。
鉄板の強さや安心感のあるオフショア人民元にしても、いわゆる中国不動産バブル崩壊とかは杞憂にすぎませんが、輸出テコ入れのために介入によって通貨切り下げなどが突然ないとはいいきれません。カントリーリスクは高いと思います。
米国債は、ドル売り円買い介入のために、売られる可能性があります。
外交上の障害や外貨準備の大幅損失のおそれはありますが、介入しないと円が厳しくなりますので、外貨準備のドル債は売られる可能性があります。現実に売れなくても思惑で売られると思います。
円建ての新興国債権ETFは日本では人気がないため売買代金が少なく、流動性の危険があります。
資産防衛が目的ですから、リスクの高い株は論外です。いつバブルが崩壊してもおかしくありません。
唯一の例外が上海株です。香港・上海株式市場の相互接続によって世界中から資本が流入しそうです。
米で中国株・債券ETF熱高まる-運用会社が1000兆円市場狙う
上証50などのETFは狙い目かもしれません。ただ、乖離率が高く安全性では劣りますが、NISAで運用するなら上場パンダのほうがこれから人気がでてきて狙い目だともいえます。
とはいっても、日欧米の株バブルが弾ければ、中国市場も無事ではすみませんからリスクは高いと思います。

円安が加速しても、株バブルがはじけてドル危機になっても、どっちに転んでも対応できる円建ての金、それも流動性があって、手軽に売り買いできる円建ての金ETFが消去法としていいと思います。
確かに現物が一番安心ですが、あと数年で、現物に交換しなければ危ないというまでは、日本の法秩序が破壊されることはないと思います。純金積立も手数料からみるとETFより割高です。
世界最大の産金会社、カナダのバリック・ゴールド のピーター・ムンク元会長は、
「私は金価格を予想することはできない。この事業に30年間携わり、四六時中、そのことを考えている」と述べています。
アインシュタインでも金価格予想できない-加バリック会長
ピーター・ムンクはユダヤ人でロスチャイルドやロックフェラーとか陰謀論でお馴染みの支配者層のお仲間です。
その言葉を額面通りに受け止めることはできませんが、やはり金価格の予測は難しいようです。
バーナンキもイエレンも金価格は予想できないと公言しています。
計量経済学者のケネス・ロゴフは、短期であっても金価格の予想はほとんど不可能に近いとしています。
むしろ金は短期(1年未満)のほうが予想が難しいようです。
金を短期売買に特化している先物で取引するのは売り買いどちらにしてもギャンブルと同じです。貴重な人生の時間の無駄使いでしょう。
このように、短期の金価格の上がる下がるの予測は難しいとしても、円安だけは高い確度で予想できると思います。

GOING STEADY 童貞ソー・ヤング


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[ 2014/11/11 18:14 ] おすすめ | TB(0) | CM(0)
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