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債券市場がドル暴落のトリガーに


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Zerohedge
米商品先物取引委員会によると、ヘッジファンドなど大口投機家の8通貨に対するドルの買い越しポジションが急増しているそうです。
IMM通貨先物、投機筋のドル買い越し急増 6年ぶり高水準
米商品先物取引委員会によると、ヘッジファンドなど大口投機家の8通貨に対するドルの買い越しポジションが急増しているそうです。
最近のドル高の要因としてよくあげられるのは、米国経済見通しが相対的に強いという幻想と、日欧の中央銀行の通貨切り下げ政策への期待でしょう。
それももっぱら後者の理由が大きいと思います。
日銀は簡単にアメリカ(ユダヤ国際資本家)に屈しましたが、欧州のQEはそう簡単にはいかないと思います。コストやリスクが高い一方、効果がほとんど期待できないこともありますが、法的な問題や国家間の利害の対立などハードルが高すぎます。ドラギはQEに積極的ですが、彼はドルの番人であって欧州の国益よりも米国やユダヤ資本の利益を優先しているとみなされても仕方ありません。

ドルインデックスの構成通貨の構成比は、ユーロ57.6%、円13.6%、英ポンド11.9%、カナダドル9.1%、スウェーデンクローネ4.2%、スイスフラン3.6%です。ユーロと円だけで70%程度あります。
とはいっても結局、ユーロが動けば他通貨もアルゴの影響を受けるので、57.6%というウェイト以上にユーロが重要になります。ユーロドル市場は、債券市場、株式市場、金市場などよりもはるかに巨大な規模の市場です。巨体が動けば、それ以外のアリのような他通貨の為替市場や株式市場、コモディティ市場などの個別の需給やファンダメンタルは全く意味がないものとなります。株式市場の個別銘柄のファンダメンタルズなど大海に浮かぶ木の葉の大小のようなものです。
その、ユーロドルの値動きを決める材料は結局、欧州型の事情よりもアメリカ側の事情にあると思います。欧州側の事情によって動いたときはすぐに全モすることが多いようです。
ただ、その巨大なユーロドルという為替市場も債券市場の影響は大きく受けます。
今その債券市場の値動きが為替市場と乖離するようになっています。

QE3が終了した頃から、米国長期債のショートが急増しています。
2006年5月以来の水準まで積まれているようです。
The Massively Crowded 'Long-USD, Short-Treasuries' Trade Just Got Crowded-er
通常、債券利回りとドルは相関していますが、QE3終了後、乖離が拡大しています。
投機筋はFRBやGS、そして金融メディアを信じて、債券に売り仕掛けています。しかし、それは、PBC(中国人民銀行)と喧嘩することになります。本当に喧嘩をしてはいけないのはFRBではなくPBCです。この喧嘩にグリーンスパンは敗れ、謎(conundrum)と敗北宣言したのは有名な話です。
中国が外貨準備の運用でドル債を買わざるを得ないために、債券市場は当面は大きく崩れることはないと思います。
OECDも米金融当局は利上げ先送りをすべきとしています。
OECD:米金融当局は利上げ先送りを、ドル高が成長損なえば
そうなると、積もったショートのショートスクィーズがそのうち起こる可能性があります。
それがトリガーになって、積みあげられたドルロングが崩れる可能性があります。
債券強気派がドル楽観に水、買われ過ぎか
もっともそれはユーロドルやドルインデックスの話で、円だけは確実に日本側の事情で売られると思います。
今回の国民の選挙への関心は低いです。そうなると投票率が下がり、組織票の強い自民党や公明党など保守政党が有利になります。それも計算づくの解散だと思います。
野党は選挙の大義がないとかそういうことにこだわらず(投票率が下がるだけで自民党の思う壺)、アベノミクスの失敗とその代替案を積極的に国民に提示すべきでしょう。経済政策はいくつか選択肢がありますが、安倍政権の選んだ道はこれしかないというよりは最悪の選択です。憲法問題、立法、社会保障、外交、安全保障すべてで180度間違っているのが安倍政権といっても過言ではないでしょう。
といっても結局は自民党が過半数を維持するでしょう。それが長い目でみたら日本の国益にとってプラスになります。
国民は一度痛い目をみないと、格差是正、増税による財政再建が差し迫った問題であることを認識できないでしょう。民主主義の限界がそこにあります。
創造的破壊のためにはアベノミクスをこのまま継続してもらって、派手にこけてもらう必要があります。
安倍政権が長期政権化することで、円はその期間、中長期的に売りで間違いないでしょう。
日本売りです。円安にいい円安も悪い円安もありません。ミクロでみればそれは個々人の利害によって見方が変わります。
しかし、国全体でみれば円安は間違いなく国益を損ねます。


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[ 2014/11/25 20:05 ] 市況 | TB(0) | CM(0)
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