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フォースダウン・ギャンブルQE4


絶好調の株式市場とドル為替市場と相反するかのようにアメリカの実体経済はジワジワ弱ってきています。
金融メディアや市場関係者、大本営発表を繰り返すNRF(全米小売協会)などは、アメリカ経済は強いので、今年の年末商戦は絶好調になると予想していました。

しかし、今年の感謝祭、ブラックフライデーを含む週末商戦は店頭、ネット販売ともに低調だったようです。
Retail Disaster: Holiday Sales Crater by 11%, Online Spend Declines: NRF Blames Shopping Fiasco On "Stronger Economy"
米感謝祭週末の売り上げ減、購買動向の変化が影響か
平均値ではなく中間値でみた中間層の実質可処分所得は減少し、ローンのミンスキーモーメントも近づいているため、個人消費が低調です。
サブプライムオートローンバブルはピークアウトしました。
学生ローン負担もあり、若者の新規の住宅購入は歴史的にみて最低水準です。サププライムバブルがはじけたあとの補填のためのQEによる住宅バブルもしぼみ始めています。
アメリカ景気楽観論の盲点
原油価格の下落によって、設備投資もこれからさらに弱くなることが懸念されています。
OPECの減産見送りで、早くもQE4の声がでてきています。
OPEC has ushered in QE4, and how investors should play oil now
OPECの生産枠据え置きで、QE4観測が再燃する4つの理由

結局、金融危機への対処でなされたQE1~QE3は、米国経済を自律反発以上の景気回復させることに成功しませんでした。
来年は利上げではなくQE4のほうの可能性が高くなってきました。そのための準備として市場操作でドル価格を吊り上げています。QE4によるドル下落に備えるためです。
その主目的は財政ファイナンスですが、成長が止まったアメリカ経済のエンジンを再び加速させるギャンブルでもあります。それが失敗すれば、ただの不況ではなく副作用(リーマンの二番底のバブル崩壊)で恐慌になる危険性があります。
先物市場では金は売られていますが、米国経済の鈍化が顕著になれば、投機筋の間でも、ジワジワ、米国の債権全般の信用(ドル、米国株、米国債券)が低下して金がみなおされてくると思います。
人類の人口の過半数を超える、中国、インド、ロシアなどのユーラシア側はすでに米国経済のデカップリング(切り捨て)を視野にいれて、金を買っています。
欧米のETFの金は、ロンドンからスイス、そしてスイスから中国、インドに流れています。
2つの大戦の戦争ビジネスで世界中から金を集めたアメリカですが、その衰えとともに金が流出しています。
金はその時代の覇権国のもとに流れるものです。


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[ 2014/12/01 12:22 ] 経済全般 | TB(0) | CM(0)
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