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BullionVault

中銀やるやる詐欺


先進国中銀は、伝統的な金融政策に限界がきているために、その裁量の余地が小さくなっています。
そのため、口先介入でのアナウンスメント効果頼みになっているようです。
中銀の要人が猿芝居をうって市場にメッセージをおくり、それを受けたお仲間の投機筋が過剰の反応をして演出することで、市場価格をコントロールしようとしています。
その誘導先は、ユダヤ資本家&WASPにとって都合のいい方向です。それは、概してファンダメンタルズに逆らったものです。
もっとも、そのアナウンスメント効果もそろそろ息切れだと思います。
いつまでも市場の価格発見機能に逆らうことはできないと思います。
ドラギは、QEやるやる詐欺で、ドル高に誘導しようとしていますが、それも陰りがみえてきたようです。
実際、ユーロが対ドルで、通貨のファンダメンタルズからみて売られるべき要素はほとんどありません。
量的緩和で期待できる効果は通貨切り下げと株価釣り上げです。実体経済の最終需要喚起や輸入インフレ以外のデマンドプルインフレ期待上げにはほとんど効果はありません。
今現在、ユーロ圏は、量的緩和を現実に実行しなくても、それを匂わるだけで、通貨切り下げと株価釣り上げには成功しています。わざわざ、実行する必要性は低いと思います。
現実に、量的緩和を実行しても、欧州の金利はゼロ金利まで下がっていますし、銀行の流動性は十分ですから、実体経済への貸出が増えるようなことはないでしょう。
通貨切り下げのためにバランスシートを拡大するには、結局、経済規模の大きいドイツやフランスやイタリアの国債の買わざるを得ません。
ドイツは財政黒字ですから、新規の国債を大量に発行できません。既存の市場から買い取るしかないのですが、既に非常に低い金利が更に低くなってしまいます。
これでは機関投資家などの運用を困難にしています。年金受給者などのドイツ国民の反対が強まることは必至です。
実際、ECBのQEは法的にも経済的も技術的にも政治的にも不可能に近いと思います。
効果も副作用だけ大きくてほとんど期待できません。輸出は増えないでしょうし、銀行の貸出も伸びないでしょう。株価は既にあがっています。デフレ対策としての通貨安誘導もすでにユーロは大きく下げていますし、日本のようなバランスシートの異次元拡大もできないのでこれ以上のユーロの下押しは厳しいと思います。

アメリカのFRBの来年の利上げというのも、やるやる詐欺でしょう。ドル高と株高に誘導したいだけです。
「相当の期間」の文言を省くとか、そういうどうでもいいところに市場に注目させようとしていますが、借金だらけで維持しているハリボテの米国経済に利上げに耐えるだけの力はありません。
昨年、利上げやるやる詐欺がはじまったのは、ジム・オニールが、米国債の長期金利は4%になるという発言をしたころでした。
ところが、そのジム・オニールも
「米国はQEを終了したが、金融引き締めを急いだりしない。
FRBが買い入れた債券を市場に放出する見込みはほとんどない。
しばらくの間、米国の利益のために、世界の債券利回りは上昇しないだろう。」
とか、昨年の予想とは相反することを最近言っています。
ジム・オニール:来年も危機はやってこない

ジム・オニールの発言は、世界のユダヤ系のビッグプレーヤーが、これからどういうフローでマネーを動かすかを予想するメルクマールとして結構役に立ちます。

結局、ECBのQE導入と、FRBの早期利上げに関してのアナウンスメントは眉唾ものだと思います。真に受けて相場をはるととハシゴを外される危険があります。


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[ 2014/12/05 17:58 ] 要人発言 | TB(0) | CM(1)
 いつも楽しく拝読させてもらっております。
世界経済の大転換はやはり、アメリカ大統領選挙後に起こるのでしょうかね。小生はそれまでに金・銀の現物購入を積んでいこうと考えてます。
[ 2014/12/05 19:10 ] [ 編集 ]
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