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ミラーニューロン


社会的動物である人間や猿の脳内には、他の個体の行動を見て、まるで自身が同じ行動をとっているかのように"鏡"のような反応をするミラーニューローンという神経細胞が備わっています。
ミラーニューロンは、他者の行動や感情や思考を理解して、その意図や行動を予測するために進化してきたものです。
ミラーニューロンは、他者への共感を発生させます。
ミラーニューロンが十分に発達しないと、コミュニケーション能力が弱くなり、最悪サイコパスになります。

インドで、感電した猿を仲間の猿が救助したことが話題になっています。
意識を失った猿を、揺さぶったり、水に落としたりしてショックを与えて、20分後に意識を取り戻させました。それを見ていた人間もミラーニューロンが点火して拍手喝采です
monkey save another monkey in india

豹が、自分が殺した母ヒヒの赤ちゃんを育てた動画も話題になりました。
Incredible leopard and baby baboon interaction
ミラーニューロンは霊長類だけに存在が確認されていますが、ネコ科の動物にも単なる母性本能だけでなく、ミラーニューロンがあるのかもしれません。
うちの猫も飼主の感情には機敏に反応しています。

凶暴犬に襲われた主人の子救う勇者ネコ
Hero cat saves boy from dog attack in Bakersfield

今年は、ピケティ「21世紀の資本論」が世界的ベストセラーになり、アベノミクスが失敗に終ったことで、格差拡大がクローズアップされました。
ソ連崩壊で、共産主義はオワコンと認知されて、富の再配分という言葉も死語になっていましたが、今年はこの言葉もリバイバルしました。
富の再配分などのリベラルな経済政策は、経済成長と相反するという偏見もありますが、経済全体のパイを拡大させるためには、富の再配分が必要条件になります。
民主主義と過少消費理論


OECDもついに、このことを認めるに至っています。
OECDは以下のように報告書で述べています。
「成長の恩恵が自動的に社会にトリクルダウン(したたり落ちる)することはない」
「所得格差が拡大すると、経済成長は低下する」
「格差問題に取り組めば、社会を公平化し、経済を強固にすることができる」
「日本に対しても、格差の拡大が成長を押し下げている」
OECD報告書 格差是正政策呼びかけ

市場には格差を是正する機能はありません。
格差是正は政治によって行う必要があります。
しかし、残念ながら今現在、民主主義は機能していません。
マスメディアによって世論がコントロールされているからです。
アメリカのメディアは市場原理によって寡占化が進み、いまでは6つのグループがメディアを独占しています。日本も同じようなものです。
メディアは、多数派の中間層が苦労しているのにむくわれないのは、弱者やマイノリティ、(あるいは公務員)のせいだとたくみに誘導することで、彼らの怒りが、富裕層に向くことを回避します。
また、維新のような、敵と味方の二元論は中間層受けします。結局、彼らは敵を設定し、二元論を前面に打ち出した保守政党に投票します。その結果勝利した保守政党は富裕層に優遇した政策をとり、富の再配分どころから富の逆再配分政策に邁進します。中間層は自らの投票行為で自分のクビを占めることになります。
また、メディアによって政治不信になって投票率が下がれば組織票のある保守政党が有利になります。
保守(右翼)政党は、既得権益を保守して富の再配分には反対です。

本来多数派であるはずの中間層や貧困層が、民主主義で正しい候補者を選択できるようになるには、ジョン・ロールズのいう無知のベールや、ミラーニューロンが鍵になってくると思います。他者への共感、弱者への共感があれば、利己的な投票活動ではなく、富の再配分を重視した政党への支持が高まります。
特定の利益団体への投票などの利己的な投票活動は、結局は合成の誤謬に陥ります。利他的な投票をすれば、結局は自分の利益になります。
ミラーニューロンの働きがより解明されれば、将来的に機能不全になっている民主主義が復活して、世界経済は再び力強く成長していくかもしれません。


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[ 2014/12/21 21:03 ] おすすめ | TB(0) | CM(0)
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