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BullionVault

荒ぶる市場、生き残りの投資戦術


原油、銅、ユーロの下落、フランの上限廃止などでボラタイルな相場が続いています。
その一方で、米欧日の長期金利低下し、長期安定持続的な収益が求められる年金や保険などの機関投資家の運用が困難になってきています。

ボラの高い相場ではリスクヘッジのために投資を分散することが重要になってきます。
個別の企業の株などを買うのは、その企業のインサイダー情報でも持っていない限り危険です。また、その企業がいくら好調でも、日経やダウなどの地合が悪ければ意味がありません。企業は船で地合は海です。高性能なトヨタなどの船でも海が荒れれば転覆します。ホルダーがファンダメンタルズを無視していると憤っても無力でしょう。(そもそも、ハイブリッドはガラパゴスです。ドイツ車の小排気量ターボが勝ち組になるでしょう)
そのため、投資ではミクロな視点よりもマクロな視点が求められます。
ランダム・ウォーク理論仮説に基づくインデックス投資、パッシブ運用の有意性は、実証済です。
米国ではアクティブ運用のヘッジファンドや投資信託は、毎年、S&P500などの指標にパフォーマンスで負け続けています。昨年もそうでした。
そのため、個人も馬鹿みたいな手数料をヘッジファンドや投資信託に払わなくなり、ETFを使ってインデックス投資するようになってきています。
その一方で、日本では、まだまだETFが普及しておらず、どのETFも出来高は少ないのが残念です。
もっとも、単純に分散すれば安全というわけではありません。リーマン・ショックのときの金融工学によるサブプライムローンのデリバティブはリスクを広く市場に分散して撒き散らしたことで、逆に、金融市場全体をシステムリスクに陥れました。
また、株式市場は、グローバリズムにより、どの国の市場も連動するようになっています。銘柄だけでなくさらに国別に分散すればいいというわけでもなくなりました。先進国間の債券市場も連動性が高く同じです。
株ETFなども個人投資家に大流行しているため、逃げるときは、一斉に群集心理で、同じドアに殺到するので危険だと思います。
先の金融危機はMBSが引き金になりましたが、今度は株ETFかもしれません。
また、分散といっても、加重平均した場合は、結局、一つの規模の大きい銘柄や国の市場などの値動きで全体が大きく影響を受けます。日経だとソフトバンクやファーストリテイリング、アメリカのダウだとIBM、ナスダックだとアップルなどです。
世界全体のインデックスでも結局、株でも債券でもアメリカ市場の加重平均が高くなっているため米国次第ということになります。
そのため、分散する場合は、できるだけ他の相場と連動しないものを選んで、加重平均を避けるのが望ましいと思います。
債券投資は株と逆相関になるので、今のボラタイルの相場では有益だと思います。
もっとも、先進国の債券市場はどれも連動しているので先進国債券ファンドなどはリスク分散が弱いです。加重平均した場合の米国債のウェイトが高すぎるのも、一国のカントリーリスクに依存しているので問題です。また、先進国債券は、キャピタルゲインや為替益は別として、金利が著しく低下しているため、債券投資のメーン目的であるインカムゲインの高収益が期待できません。
運用難の機関投資家などは、これから比較的利回りの高い新興国の債券投資を見直し始めると思います。
私は、昨年と今年のNISA枠をフルに使って上場インデックスファンド新興国債券ETF(1566)を買いました。
これだと、一国の投資比率を上限10%に制限しているので、加重平均によって一つの国の投資ウェイトが高すぎることになりません。総じて一国単位ではカントリーリスクが高い新興国ですが、これでそのリスクを回避できます。むしろ全体としてみれば、累積政府債務のGDPが低く、成長余地があって利払いが期待できる新興国のほうが借金まみれで成長余地のない先進国より安全だといえます。
また、上場新興国債は、ドル建てではなく、自国通貨建てなので、米国の恣意的な金融政策による悪影響を限定することができます。
円高にふれたタイミングで仕込むのが狙い目だと思いますが、残念ながら人気がなく、流動性リスクは高いと思います。

やはり、今年の相場のメーンは純金投資信託(金の果実)などの円建て金ETFだと思います。
金は、株などの全体と連動する金融リスク商品との連動が弱いので、リスクヘッジの保険としてポートフォリオに組み入れるのが望ましいとされています。レイ・ダリオやマンキューもこの点で金投資を推奨しています。米国では株安のヘッジ、欧州や日本などでは通貨安のヘッジで使えます。新興国ではインフレヘッジ需要が高いでしょう。先進国ではデフレヘッジとして使えます。デフレになれば、タンス預金と同じで金にも実質金利がつきます。ほとんど利子がつかないのなら、銀行に預けて置いても仕方ありません。流動性の罠です。タンス預金は火事に無力です。盗難と津波のリスクはありますが、金のタンス預金は、インドや中国と異なり銀行の普及した日本でも、一定の需要があると思います。
今現在、中国、インド、米国などに比べて財産権の保障が厚い日本では保管費用が安く、換金が容易なETFで十分だと思います。純金に交換するのはいよいよ危険な空気が漂ってきてからで十分だと思います。

私のポートフォリオの主力は、引き続き金の果実です。
それに利子狙いのNISA枠の新興国債券ETF、5年間で500万(1年の枠が120万に改定される予定も)積み立てれば、配当も非課税なので結構大きいと思います。
あと、今年になってから、上場インデックスファンド中国A株(パンダ)CSI300を買い始めました。コツコツ余裕のある範囲で買って行きたいと思います。
一応念のため、当ホームページ中のいかなる内容も、特定の金融商品の売買を推奨するものでも、将来の投資収益を保証するものではありません。投資は自己責任でお願いします。
当方はシロウトです。経済学の学位もありませんし、金融機関で働いたこともありません。

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[ 2015/01/16 15:20 ] おすすめ | TB(0) | CM(0)
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