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米貿易赤字悪化、GDP下方修正へ


米国の昨年12月の貿易赤字は市場予想380億ドルのところ466億ドルでした。
前年比で17.1%増、2012年11月以来で最大の赤字です。
悪化率は、2009年7月以来の大きさです。
11月分も、前回発表の390億ドルから398億ドルに下方修正されています。
通年では、2013年に比べて6%貿易赤字が拡大しています。
原油安にもかかわらず貿易赤字が拡大しています。
ドル高で輸出が不調なようです。
米国企業は、その売上の3分の1は海外からのものですから、世界不況とドル高のパンチで苦戦しています。
もっとも、それだけでなく、新興国のキャッチアップなどの競争激化で米国のグローバル企業の競争力が落ちているのもあると思います。
なお、日本、中国、EUへの輸出は微増しているようです。
貿易赤字の悪化で、第4四半期の経済成長率が下方修正される可能性が高くなってきました。
ロイターが報じたところによると、-0.3%程度下方修正される試算のようです。
また、建築支出が市場予想を下回ったこともあります。
第4四半期のGDP見通しをJPモルガンは2.0%、GSは1.9%に引下げています(速報値は2.6%)。
これにより、結局、2014年通年の成長率は、金融危機後、まったく加速していないことになりそうです。
ドル高によって、製造業が弱り産業の空洞化がさらに進んでいます。第4四半期の非農業部門労働生産性指数は-1.8%でした。
メディアが煽る米国経済絶好調のメッキがはがれてきたようです。
悪化するマクロ指標をものともせずに、株式市場は自社株買いをエンジンに上昇していますが、企業の成長が鈍化して、急ブレーキがかかりつつあるので、これもいつまでも続かないでしょう。
リスクオンで債券市場が売られ、金相場も軟調ですが、中銀や金融市場への不信などの材料で、金は底堅い動きをしています。
今のところ市場の反応は限定的ですが、中国の預金準備率の引下げもジワジワ効いてくると思います。
もっとも、株式市場が強い間は、GSらの投機家はチャンスがあれば、金のストップロスを巻き込んだ売りを仕掛けるタイミングを狙っていると思うので、ここが正念場です。


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[ 2015/02/06 02:36 ] 経済指標 | TB(0) | CM(0)
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