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堅調な中国の金輸入


2014年の中国の香港経由の金純輸入量は813.13トンと、過去最高を記録した前年2013年の1158.16トンを大幅に下回りました。
2013年は金の暴落があり、中国のバーゲンハンター買いがあり、昨年は、その反動もあったと思います。
しかし、2014年の数字も、中国の金純輸入量としては過去2番目の高水準で、2012年の557.5ンを大きく上回っており、輸入量の増加トレンドに変更はありません。
中国は金輸入の公式な数字を発表していません。
そのため、西側諸国の関係者は、香港から中国本土への輸出量をベースに中国の金輸入量を推測しています。
WGCなどもそうでしょう。
もっとも、最近では、中国は香港経由だけでなく、直接本土への金輸入を激増させているようです。
世界で産出される金の約56%が、スイスに入り精製されてまた出て行きます
スイスの公式データによると、2014年度の香港への金輸出は377.2トンですが、中国本土には134.2トン輸出しているようです。
How much gold is now going directly to mainland China? 36%?
中国は香港経由で輸入した金とは別に、その36%程度の金を直接、本土(上海など)に輸入していることになります。
出資している発展途上国の金鉱山などから直接輸入している分も相当数あると思われます。
そのため、2014年の金輸入量は、2013年に比べて、それほど落ちていないと思われます。

もっとも、2014年の中国の金の消費量は1176.4トンから8861トンに減少しています。長期的な消費の増加トレンドはかわりませんが、2013年の記録的なバーゲン買いの反動です。あと、共産党の反汚職運動も大きかったと思います。
民間の消費量が減少しているのに、輸入量がそれほど減っていないことから、2014年になって、中国は、ロシア同様に、外貨準備の金を急増させていることが推測できます。
中国の金輸入量は2015年になっても衰えず、上海黄金取引所からの出庫データからみて、1月も175トン~200トン程度の金が輸入されたようです。
IMFやFRBなどのオフィシャル機関からのアナウンス、ロイターなどの金融メディアの偏向プロパガンダ・格付け会社のダブスタ格付け・投資銀行の予測などで誘導された市場コンセンサス、経済指標の基準改定・速報値の改定のタイミングなど様々なレトリックとフレームを使って身の丈以上に経済を強く見せようとする米国と、急激な経済成長やバブルを抑制し、外貨準備の金保有増加を公開せず、能ある鷹は爪を隠し十分な力を蓄えるまでは目立たない姿勢に徹するという鄧小平の「韜光養晦」戦略をとる中国。
市場の大多数がこのことを認識して、そのバイアスが修正されるとき、金相場は再び輝きを取り戻すと思われます。


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[ 2015/02/08 16:18 ] | TB(0) | CM(0)
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