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米国大量消費時代の終焉


米小売売上は予想どおり市場予想を下回りました。
総合は市場予想(前月比)-0.4%のところ-0.8%。
自動車を除く小売売上は、市場予想-0.5%のところ-0.9%でした。
市場予想はずいぶん低いハードルでしたがそれを超えることができませんでした。
自動車を除く小売売上高は年末商戦から一貫して弱く、11月は+0.1%、12月は-0.9%、1月は-0.9%です。
コアベースの売上高(自動車やガソリン、建設資材、飲食業除く)も0.1%の伸びにとどまり、市場予想の0.4%増に届きませんでした。原油安は、個人消費増にはほとんど寄与してないようです。原油安をしかけたアメリカのシナリオが狂いました。
ベンチマーク調整、季節調整のレトリックと、オバマケアのワークシェアによって雇用統計のうわべの数字だけは堅調ですが、個人消費は弱いようです。
第4四半期の個人消費の上辺の数字が小売が弱いにもかかわらず比較的堅調だったのもオバマケアの医療負担増です。
平均時給は金融危機後、大きく落ち込んで横ばいが続いていますが、一部の高所得者が平均値を押し上げて、平均値を維持しているだけで、中央値に当たる中間層(消費者の大多数を占める)の実質所得は減少が続いています。そのため、個人消費は低調です。
ガソリン安になっても、教育費負担増、医療費負担増、食料品の高騰、家賃の高騰が中間層以下の家計を苦しめています。
2013年は増税、財政の崖、政府閉鎖などいろいろありました。2014年はそれらの問題がクリアしたので米国は力強く成長するはずでしたが、結局ほとんど成長が加速することはありませんでした。
軍事費増と、サブプライムオートローンバブルと、オバマケアだけが、見かけの景気を嵩上げしたことになります。
そのサブプライムオートローンもこのところの急激な自動車売上の低迷でそろそろ終了に近づいてきたようです。

普通なら、この悪い指標でリスクオフになって、市場は大きく動くところですが、今はファンダ無視の自社株買い、資本家還元出血サービス期間中なので、反応は限定的です。
金も多少は戻していますが、勢いにかけます。


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[ 2015/02/12 22:48 ] 経済指標 | TB(0) | CM(0)
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