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今は安全資産としての金


今、金相場の動向をもっとも左右しているは金利です。
金は商品としての側面があるので、インフレヘッジとしての機能が有名です。
そのため、原油高は金にとってプラス材料にみられることが多いようです。
もっとも、今は逆に原油安が望まれます。原油安によるデフレ圧力は、利上げ観測を後退させます。また、原油安は株価の逆風になっています。今は、株安のほうが金価格にはプラスです。
30日間(2015/1/7->2/20)のNY金とNY原油との相関係数は-0.57935です。負の相関(逆相関)関係がやや強いと言えます。
NY金とNY原油:2015年2月20日までのチャートと相関係数

また、金には通貨としての側面があります。そのため、ドル安、すなわち、ユーロインデックス安が、ドル建て金にとってはプラス材料になることが多いようです。
もっとも、この数ヶ月は、ユーロドルとドル建て金は、逆相関が続いています。
ギリシャ不安などで、ユーロが売られて、フランが買い戻されるようなときに金は上昇しています。
90日間(2014/10/13->2/20)のNY金とユーロドルとの相関係数は-0.52089です。負の相関(逆相関)関係がやや強いと言えます。
NY金とユーロドル:2015年2月20日までのチャートと相関係数

今の金は、商品としての側面や通貨としての側面よりも、「安全資産」「保険」としての側面が強いと思います。
原油安で米国の企業業績が下押しし、ドル高で米経済の成長が阻害されれば、リスクオフになります。
リスクオフになれば、債券価格が上昇して、米国債先物の利回りも低下します。
そうなれば、金もそれに反応して上昇します。
ギリシャ問題もウクライナ問題も、先送りされただけで、本質的な解決はほど遠い状態です。
イスラーム国問題も、限られた空爆のリソースをコバニに集中することで、イスラーム国の勢力は削がれていますが、イスラーム国は分散化で対応しています。集中すると空爆のターゲットになるからです。
その分散化は、戦術レベルにとどまらず、戦略レベルに及んでいます。
イラク、シリアだけでなく、アフガニスタン、パキスタン、リビアとイスラーム国はその拠点の分散化を図っています。
財政難の米国には多方面に作戦を展開する余裕はありません。
中東を不安定にして軍隊の需要を維持すること、イスラエルの敵国を弱体化することを目的に、イスラーム国を支援してきたイスラエル、米国のネオコン、軍産複合体、議会ユダヤロビーですが、完全にイスラーム国をコントロール下に置くことは不可能でしょう。
ISISと米イスラエルのつながり
怖いのは劣勢になって追い詰められたときに、窮鼠猫を噛むで、彼らが暴挙に走ることです。彼らは自分の命が惜しくないので他人を殺すことに躊躇がありません。
地政学的リスクがいつまでも残る限り、金価格は、突然上昇する可能性があります。
今は完全に弱気トレンドになっていますが、その突然の上昇があるので、投機筋も怖くて売り込めないところがあると思います。


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[ 2015/02/23 21:36 ] | TB(0) | CM(0)
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