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6月利上げはほぼ消滅か?


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ZeroHedge
イエレン米FRB議長の議会証言要旨
ドル高に誘導したい強いアメリカを信じるエコノミストらは、1月の雇用統計が強かったことだけを根拠に6月の利上げを予想していました。
しかし、イエレンは、今回の議会証言で、
・早すぎる利上げは景気回復と雇用を損なう
・経済は目に見えて回復したが、低い賃金上昇率など、労働市場の傷は完全に癒えていない
・今現在は利上げするほども景気が回復していない
・雇用の改善を阻害するような行動はとりたくない
・まだ利上げの段階でない
などと、述べて、雇用統計の結果は、利上げを促すものではないとことを明言しました。
6月の利上げを主張していたエコノミストやアナリストは、雇用統計以外のマクロ指標や企業業績が低迷していることは無視していました。
右翼系エコノミストや投資家にありがちな確証バイアスだったと思います。
また、雇用統計の表面的な数字ばかりに反応してその実質の分析が甘かったと思います。

今回、イエレンFRB議長は、利上げ前にフォワードガイダンスを変更し、「辛抱強い」との文言を削除するということをはっきりさせました。
その上で、「辛抱強い」は次の2会合で利上げの可能性が低い意味であると、その解釈を限定させました。
今現在、この文言は残っていますので、これで、3月と4月のFOMCでの利上げはほぼ消えました。
また、「辛抱強い」との文言を削除しても、必ずしも次の2会合以内で利上げがあるとは限らないとも述べています。
もっとも、3月か4月に「辛抱強い」との文言を削除すれば、高い確率で6月の利上げがなされると考えるのが自然です。
今現在の経済状況が利上げするほど強くないといっていることから、3月17~18日のFOMCで文言を削除することはないでしょう。
となると、4月28~29日のFOMCが重要になってきています。

イエレンは、インフレが2%上回る兆候は全く見られないと言っています。その上で、インフレ率が2%に向けて上昇していくことに合理的な確信が持てればということを利上げの条件としています。
さらに、注目される発言として、消費者物価は総合を注目すると言っています。いままでのコアインフレ重視から総合にシフトしたことが注目されます。
総合だとより原油安の影響を強く受けます。
さすがに、4月の終わりでは、需給が逼迫するタイミングとしては早すぎるので、原油価格は、本格的に上昇を再開していないように思います。
上昇するには投機的な買いしかないと思います。
その投機筋の投信銀行が総じて原油を売り煽っています。
となると、4月でもインフレ率は低いままだということが予想できます。
そうなると、4月に「忍耐強く」の文言が削除されることはありえず、6月の利上げも消えることになります。


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[ 2015/02/25 04:05 ] 要人発言 | TB(0) | CM(0)
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