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バリック・ゴールド、産金コスト低下による減産


2014年、産金企業世界のトップ10の生産量
業界最大手のバリック(カナダ)の2014年の生産量は13%減の625万オンスでした。

同第2位で、米最大手のニューモント·マイニングの生産量は4%減の485万オンスでした。

同3位で南アフリカ共和国の産金最大手のアングロゴールド·アシャンティの生産量は8%増の444万オンスでした。

第4位のゴールドコープ(カナダ)は、7.5%増の287万オンスでした。

第5位のキンロス·ゴールド(カナダ)は3%増の、271万オンでした。

6位のニュークレスト·マイニング(豪)は、1%減の、233万オンスでした、

7位のゴールドフィールズ(南ア)は、10%増の金の222万オンスでした。

8位のロシア最大の産金会社ポリウスゴールドは3%増の170万オンスでした。

9位のアグニコ・イーグル・マインズ(カナダ)は30%と大幅増の143万オンスでした。

10位のフリーポート・マクモラン(チリ)は、3%減の121万オンスでした。

産金コストは、鉱山キャッシュコストと、総合キャッシュコストと、総合生産コストに分類できます。
鉱山キャッシュコストは、とりあえず、金を生産するに必要な最低限のコストです。鉱山を採掘して鉱石を処理するために必要な人権費や燃料費と事務処理をするホワイトカラーの人権費などです。
総合キャッシュコストはそれに、採掘機械などの減価償却費を含みます。
それに新規鉱山開発の費用、社債や銀行融資への利払いなどを含めたものが、総合生産コスト(トータルコスト)です。
金価格が、鉱山キャッシュコストを下回るとアウトです。生産すればするほど損をします。鉱山キャッシュコストと総合キャッシュの間だと、単年度ではなんとかなりますが、数年持ちません。
中長期的に会社を維持するには、トータルコストを上回る必要があります。
鉱山が古く深くなっているため、産金コストが高い南アフリカのアングロゴールド·アシャンティやゴールドフィールズが増産していますが、これはとりあえずの鉱山運営のためのキャッシュが必要だったためだと思います。
その反動でこれから減産していくと思います。
南アフリカの金生産は、最近になって急激に減産が続いています。

産金コストが高止まりしている南アフリカに対して、北米や豪州の産金コストも急騰しています。
原油安で燃料費は下がっていますが、人権費が高騰しています。カナダやオーストラリアではブルーカラーの労働者が足らず、大工、電気工、配管工、溶接工などの賃金が高騰しています。年収1500万以上はザラにいるそうです。
大学バブル、他人との比較、自分らしさの追求、モラトリアム…などが理由でしょうか、先進国ではブルーカラーの労働者の不足が顕著になっています。

それでも、業界最大手のバリックは産金コストが低下傾向にあります。
バリックのオールインコストの平均値が下がっているのは、採算性の低い鉱山を売却するなど、企業規模をスリム化しているのが大きいと思います。
Barrick Gold to sell two mines, reduce debt by $3 bln
バリックは株主からの圧力で、株主資本利益率を上げるために、産金コストをさらに引き下げてくると思います。
そのために、鉱山のスクラップアンドビルドを加速させてくると思います。鉱山数がトータルで減るので、必然的に減産につながります。
バリックは今年の金生産量見通しについて、ポジティブで強気に、620万〜660万オンスとしていますが、金価格の大幅上昇がなければ、下限の620万オンスを下回ってくる可能性が高いと思います。


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[ 2015/02/26 15:45 ] | TB(0) | CM(0)
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