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BullionVault

週明けの世界の相場


先週末の利下げやPMIの改善があって中国市場は堅調。
前回の利下げのときほどの暴騰を株式相場はみせていないものの、金相場は前回同様に好調。

一方、週末、期待ハズレの予算発表だったインド株式市場は低調。
期待された金輸入関税の引下げも見送られました。ただ、関税引下げを期待して買い控えていた正規ルートの宝石商のペントアップ・デマンドが発生している模様。
インドの金輸入が急増か-輸入税率据え置きで在庫補充再開へ
関税引下げのロビー活動やそれに対する市場の思惑は、今後も続く見通し。

日本は、国家公務員共済組合連合会(KKR)がポートフォリオの国内株比率を現行の8%から25%に引き上げたことや、GPIFによる日本株買いが市場予想を上回るペースであったことが報じられたことで最初は好感されたが材料出尽くしで長続きせず。ゴールドマンなど逃げ足の早い外国の投機筋主体の上げで、個人投資家は慎重姿勢を維持。
いつまでも続かない年金や、ゆうちょ、日銀の買い頼みの相場では先行きに不安があり。

欧州は、債券利回りがさらに低下中。ドイツ、スイス、デンマーク、フィンランドなどの中北欧では中長期債はマイナス金利に。前回の欧州危機のときに高騰したPIIGSの金利も軒並み低下して、現在は米国債の金利を下回っています。国債市場だけでなく社債市場の金利も低下中。
マイナス金利であってもキャピタルゲイン狙いの短期マネーが流入。
その反動で、利子は付かないが、少なくともマイナス金利ではなく、デフレになれば実質金利がつくタンス預金や金投資が長期投資家を中心に見直され始めている模様。
意外なことに、世界的にみて、現金の信頼と需要は右肩上り上昇を続けており、アップルペイなどの電子マネーはまだまだ普及しなそうです。債権にはカウンターリスクがあります。金や現金に対する権利は所有権で、保管は自己責任ですが、安全性で優ります。マイナス金利は保管費用です。
欧米のユダヤ投機家が、先物市場で金に売り仕掛けても、以前のようにストーンと下方向にブレイクしないのは、ETFの提灯売りがつかなくなっているということがあると思います。
このETFの買いは、マイナス金利へのヘッジ、ユーロ安へのヘッジ、株と分散投資などで欧州勢が買っているのではと推測します。
欧州は、ここにきて経済指標に改善の兆し。悪化が目立つアメリカとは対照的。短期的な景気循環にライムラグがあるものの経済力、潜在的ファンダメンタルズは、ユーロ>米国です。

アメリカは、2月の自社株買いの金額は過去最高レベル。自社株買い頼みの高値圏の空中戦が続いています。
社債発行乱発により、キャッシュなどを控除したあとのアメリカの企業の純債務は右肩上がりに上昇中。いつまでも続くものではないと思います。ダウの大きな構成比率をもち、バフェットが大株主であるIBMなどはそろそろ限界のようです。
昨年、第1四半期の米国GDPをリセッション入りさせた異例(デフォルト)の寒波は今年もアメリカの東部に襲来しています。西海岸の港湾スト、中南部の干魃、地下水の枯渇とシェール減退、北中部の産業の空洞化と人口減など、アメリカは全国的に問題を抱えています。
第4四半期のGDPも下方修正。内容面では、個人消費、住宅投資も下方修正されました。
特に住宅投資の落ち込みが目立ちます。
先行指標である失業保険申請数(4週平均)の上昇兆候と住宅市場の減速が、今年の米国経済の先行きの暗さを暗示していると思います。
6月の利上げはラストチャンスです。ここで先送りすれば、景気悪化が顕著になってくるので、年内の利上げのチャンスを失うと思います。
戦争と金融緩和は、始めるのは容易ですが、出口戦略はどちらも難しいようです。


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[ 2015/03/02 16:36 ] 市況 | TB(0) | CM(0)
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