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今こそドルを売ろう


前回のFOMC議事録では、万年強気のFRBもようやくしおらしくなってきました。
米経済の絶好調を煽り、金融関係者のコンセンサスを形成してきたGSもハシゴを外して、米経済の見通し、インフレ予想などを下方修正して利上げ観測を大幅に交替させています。
最後まで6月利上げ予想で踏ん張っていたJPモルガンも9月予想に下方修正しました。
しかし、時すでに遅しで、年内利上げの可能性はほぼ消えつつあります。
争点は利上げの時期や有無から、QE4の有無に変わりつつあると思います。
米経済は弱く、金融政策の引き締めができません。現在の低い成長率では債務の持続が不可能ですから、とても金利上昇に耐えられません。
このように金融政策の点で、今現在の異常なドル高は是認できなくなってきています。ユーロや日本のQEはすでに織り込み済みです。
また、AIIBの件では、中国の圧勝で、ドルの基軸通貨としての価値は更に低下しました。
米国は同盟諸国にAIIBに参加しないように圧力をかけましたが失敗に終わりました。アメリカにあくまで従属するという判断をした日本もアメリカが大敗した以上、負け組です。
更に、人民元が、IMF特別引き出し権(SDR)に採用されることになると、ますますドルの力は弱まります。米国はもちろんこの採用に反対していますが、AIIBのときと同じように外交で外堀を埋められつつあるようです。
軍事面でも、イエメン情勢では、駐留米軍がイエメンから逃げ出したのに対して、中国海軍は外国人225人を避難させる危険なタスクに成功するなど、中国のプレゼンスが高まっています。
中国海軍、イエメンからの外国人避難を支援 海外紛争で初

財政難で世界の警察官を続けられなくなっているアメリカに変わって、中国がその任務を代行するようになってくるのかもしれません。

現時点の経済力の勢い、そして今後の成長のポテンシャル、軍事力、外交力、その他のソフトパワーの面でアメリカは中国に劣勢になってきており、そのため、ドルの衰えは必至になってきています。
今現在は、米政府やFRB、投資銀行を中心とするウォール街などの価格操作によって、市場の価格発見機能が歪められて、ドル高が続いていますが、いつまでも続くものではないと思います。
通貨のファンダメンタルズの点で、ユーロがドルに対して売られる要素はほぼありません。
アメリカの弱い経済がより広く認知されるようになり、FRBの信用が低下すれば、いずれ、ごまかしが効かなくなります。
今現在の市場価格はこれらをほとんど織り込んでいません。日本のほとんどの右翼系エコノミスト、アナリスト、ストラテジスト、政策当局者、金融メディア、投資家、さらに金投資の専門家といわれている人ですら、強いアメリカという認知バイアスを持っています。
しかし、ようやく、FOMC議事録や雇用統計などで、非合理的な市場もそれに気付きはじめたようです。
初動でドル売りにのれば大きなリターンがえられると思います。
ドル売りになれば、ここまでファンダメンタルズを無視して売り込まれてきたユーロ、新興国通貨、金、原油などのコモディティ、資源国通貨などは反発すると思います。
アメリカは、ドルの価値さえ維持できていれば、債券安や株安などは無理やりQE4で抑えこむことができます。
しかし、ドルが暴落すればFRBやアメリカ政府はどうすることもできなくなると思います。
ドルバブルが崩壊すれば、金融政策で株や債券を下支えすることも不可能になります。

上京物語  シャ乱Q



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[ 2015/04/06 18:18 ] 市況 | TB(0) | CM(0)
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