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朝日新聞連載の「プーチンの実像」が面白い


日本では、おそロシア象徴で、KGB出身の怖くて冷徹なイメージだけが先行するプーチンですが、その実像解明は、世界中の国家のインテリジェンスにとって必要不可欠になっています。
プーチンの「実像解明」に総力を 北海道大学名誉教授・木村汎
そのなかで、始まった朝日新聞の新連載「プーチンの実像」が非常に面白いです。
関係者が語るエピソードは、物語のようで、プーチンは、フィクションの世界の主人公(ヒーロー)のようです。
ベルリンの壁崩壊後、東ドイツのドレスデンにあったKGB支部が5千人の暴徒化したデモ隊に包囲されたとき、若き無名であったプーチンが、単身でこれに向き合って「立ち去れ」と一掃させて解散させたエピソードなどは、プーチンの英雄的としての潜在力(ノンバーバル・コミュニケーション能力)を伺わせます。
コネも出世の願望もなかったプーチンですが、不思議な魅力で年配者たちを惹きつけて権力を掌握していきます。
KGB宿舎の盗聴が心配される心配がない部屋の片隅で、法や宇宙、哲学や文学を熱く語り、体制(ソ連)批判をしていたプーチンは、大統領になるとソ連誕生の記念日である10月革命記念日を廃止します。
そして、異なる宗教、民族、階層の人々が祖国を救うために団結した日(皇帝の血が途絶えた混乱に乗じて侵略してきたポーランド軍を国民軍が撃退した日)を新祝日にしています。
プーチンが目指すのはソ連の復活ではなくロシア帝国の復活なのかもしれません。
プーチンは柔道家としても有名です。
日本に来日したときのエピソードですが、講道館は、プーチンに6段の段位を贈り、黒帯を外して、6段以上の者にだけに許される紅白の帯を締めるように促さしたそうです。
プーチンは、これを拒み、「自分にはその実力がない、早くこの帯を占められるように練習を積みたい」と述べ、万雷の拍手を呼びたそうです。
日本では柔道の山下とならんでプーチンと親交のある森元首相のエピソードは秀逸です。
森首相が生前ソ連との交流に尽力した自分の父親の話をプーチンに語ったときの話です。
父親が、ソ連嫌いの息子の自分にもロシアに行く機会をつくっておこうと、生前にロシアに墓を置くように遺言していたこと、母親が年に2回、ロシアを訪れて墓参りしていること、母親が死んだら遺骨を一緒にいれてやろうとおもっているということを話したとき、聞いているプーチンが次第に真顔になっていったそうです。
そして森元首相が、自分の骨も持って行くことになる。私はロシアに眠ることになると発言したところで、プーチンの目から涙が流れたとそうです。
人を惹きつけるカリスマ性、突破力、時にみせるウエットな側面は、銀河英雄伝説の主人公のラインハルトのようです。
連載はまだ始まったばかりで、これからが楽しみです。

プーチンの実像(朝日新聞デジタル)


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[ 2015/04/07 17:13 ] 要人発言 | TB(0) | CM(0)
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