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BullionVault

金は終わりか?


その数字が真実のものであるか疑義があるものの、中国が公式発表した金準備高は市場予想をはるかに下回るものでした。
2013年4月の金の暴落以来、ゴールドバグが頼みとしていた中国の中央銀行が金を買い集めているというシナリオは大きく崩れたことになります。
リスクの保険といわれる金ですが、最近では、ギリシャ危機や中国の株の急落でも金は買われませんでした。にもかかわらず、それが落ち着いたら、今度はリスクオンでさらに売りこまれることになりました。
さらにイエレンが年内利上げに前向きというタカ派の発言をしています。指標はまちまちですが、市場はいい指標のときだけことさらに反応するようになっています。
このタイミングで中国の金準備高の発表があり、失望により、金投資家は総弱気になりました。
最近沈黙していたゴールドマン・サックスですが、いつものように市場が弱気になったタイミングで、中国は金の救世主とならないと断言して低い予想価格を維持して売り煽ってきました。
ETFも金曜に大きく売られたことが判明しました。
週明け、東京市場が休みの閑散期を狙って先物市場では投機筋がフラッシュ・クラッシュを狙って売り仕掛けてきてチャートは完全に破壊されました。
今は、投機筋の買い戻し以外、リバウンドは期待できない状態です。
産金コストが意識される水準まで下落していますが、原油安&ドル高による労働コスト低下でその水準自体が低下してきています。
とりあえず、ドル高で世界中のマネーを巨大に膨れ上がったアメリカの株式市場にかき集めて、先進国全体の株式市場を釣り上げたい、アメリカ(ユダヤ資本家)の理想とする展開になってきました。
金市場が、これから調整して回復するには年単位の時間が必要となるおそれもあります。
金が復活するためには、今のアメリカ景気の一時的な上向き循環が終わり、また下降トレンドに戻ることが指標等ではっきりしてくることが必要だと思います。
また、利上げが実際、決定すれば、過去の例のようにそこで悪材料出尽くしで反発するかもしれません。
今はインフレの気配がないから金は買いではないといっている、西側諸国の投資銀行などの金融関係者のおかかえエコノミストほど、アメリカの景気は強く利上げは近い、だから金は売りだという矛盾した発言をしています。
景気がよければインフレ率は上昇します。それを抑えるために利上げをするというのが一般的な見方です。
アメリカは格差が拡大しているので、持ち家比率が低下しています。そのため、賃貸用のアパートなどの集合住宅の需要が増加しています。
結果、家賃が上昇しています。医療費も上昇傾向にありますし、教育費も上がっています。
生活水準を向上させる裁量的分野以外の物価の上昇は今後も続く傾向にあると思います。それは賃金の上昇を上回るものです。
生活必需品やサービス価格の上昇で個人の裁量消費が減少し、スタグフレーションになるのが金復活のベストシナリオです。
中国の新華社通信などは、今回の金準備高の増加をポジティブに報道しています。
中国銀行がロンドンの金価格入札に参加することも決まっています。
今回の金の急落はこれに対抗するものとみることができます。
中国当局は株式市場をパワープレーで支えました。
金市場ならもっと容易にそれができると思います。
中国は金市場が急上昇することを望んでいなかったので(国民に安く買わせるため)、これまで買いをセーブしてきました。
しかし、中国は金の急落ものぞんでいないようです。
今回の急落で、中国人民銀行は金の買いのペースを上げる可能性があります。
アメリカ当局の売れる金ETFもそろそろ弾切れでしょう。


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[ 2015/07/21 03:03 ] | TB(0) | CM(1)
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[ 2015/07/22 09:32 ] [ 編集 ]
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